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レッド・ツェッペリン / Ⅲ

レッド・ツェッペリンのレコード

レッド・ツェッペリン / Ⅲ

P-8005A/ROCK AGE花帯補充票付/ライナー付/ポスター付/見開きギミックジャケット

買取価格120,000円

ジャンル: ロック

子ジャンル: ロック-60〜70年代(国内盤)

※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。

作品紹介

 アトランティックからのデヴュー・アルバム、そして前作も大きな大成功を収め、その代償のような過酷なスケジュールのライブ・ツアーとレコーディングを(たった9ヶ月の間に)両方こなした事で疲労困憊したバンドが一時の休息を希望。しばしの休息期間を経て制作、発売された本作ですが、暫しの休息を終えたこのバンドの音楽の一変ぶりに、多くの人が驚く事になりました。そこには彼らが発明したはずのヘヴィなギター・リフが鳴り響くハードなナンバーは冒頭1曲だけで、後は全面アコースティックなトラッド・フォーク、或いはアメリカ西海岸のフォーク・ロックに倣ったような曲で構成されていたためです。”一体彼らになにがあったんだ?”というわけです。

 ウェールズの森の奥深くのコテージに籠ったペイジとプラントが、大自然の中から新たな音楽のインスピレイションを得た。これが、この変貌に対する(ペイジからの)説明です。しかし、これを額面通りに受け取らず、彼がセッション・プレイヤー時代の経験からモチーフを取り出し、この作品に於いて自分たちのバンドの表現にそれを添加してみようとしたのでは?という考え方の方が自然かも知れません。
ドノヴァンのアルバム制作時のセッションなどが、本作に於けるヒントやモチーフになっている、そんな感じです。ブルースをハードに鳴らす。それだけではいつかワンパターンのマンネリに陥り失速する。そんな風にクレバーなペイジが考えて、過去の経験の中から、自分たちの音楽を深みのあるものにする為にトラディショナルな音楽が持つ神秘性や、アメリカ西海岸から聴こえて来た新感覚のフォーク・ロックのエッセンスを持ち込むアイディアが浮かび、それを実践してみたと考えた。そのように考えると、次作『レッド・ツェッペリンⅣ』の音楽の意味が理解し易いかもしれません。そこでは、従来のハード・ロック路線に回帰していますが、その中には明らかにトラディショナルな音楽が持つ神秘性のようなものが追加されています。
表現に深みと奥行きを加えたその作品は、このバンドにとって過去最高のヒットを記録。まさに、ペイジの狙い通りだったのではないでしょうか。

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