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<買取日記11>Todd Rundgren / Something/Anything?

トッド・ラングレンというと、皆さんはどんなイメージをお持ちですか?
・天才シンガー・ソングライター
・名プロデューサー/アレンジャー/エンジニア
・マルチプレイヤー
・一人多重録音の先駆け
・R&B~ハードロック~プログレ~電子音楽まで縦横無尽の音楽性
・最新テクノロジーへの旺盛な好奇心
などなど、でしょうか。まぁこの人ほど多彩な顔を持った音楽家もなかなか珍しいと思いますが、いずれにしてもアメリカを代表する偉大なミュージシャンなのは間違いありませんね。

私が印象的だったのは、2015年フジロックのステージ。キッチュな女性ダンサー2人を引き連れたトッドが、DJによるEDMサウンドをバックにカラオケ状態でひたすら元気に歌い踊るという・・これにはぶったまげました。なんでもきゃりーぱみゅぱみゅに影響を受けたとかなんとか。当時67歳。ファンは強烈な置いてけぼりを喰らったものの(笑)、自分が面白いと思ったことを迷いなくやる姿勢、過去の栄光など知るか!と云わんばかりの前向きなパワーは凄いなと思うわけです。

さて、そんなわけで本日の買取レコードからご紹介するのはコチラ。

TODD RUNDGREN / Something/Anything? (1972)

Todd Rundgrenのレコードジャケットトッドの最高傑作の呼び声高い1972年のソロ3作目にして2枚組全25曲収録の大作アルバム。なんといっても永遠の名曲「I Saw The Light(邦題:瞳の中の愛)」が入ってますね。ナッズ時代の超名曲「Hello It’s Me」の再演も入ってます。それ以外にも名曲・人気曲が目白押し。A面~C面までの18曲は、すべての楽器演奏をトッドが担った一人多重録音によるスタジオワークの結晶のような内容。D面のみ、リック・デリンジャー、ブレッカー兄弟、エイモス・ギャレット、リック・ヴィト、ベン・キースなど豪華メンツによるバンド録音となっています。割と実験的なサウンドにも取り組んでるんですけど、そこは楽曲至上主義のトッド先生、どの曲もちゃんとメロディの良さが際立っています。凄いアルバムです。

今回買取させていただいたレコードはこちらのUS盤でした。


↑バックカバー

↑見開き中面

モノクロ写真を配したインサート(歌詞カード)も2枚入ってます。画像がなくてスミマセン!

盤面のマトリックスを見てみましょう。
A面:2BX 2066 31360-1A LH 2 STERLING刻印
B面:2BX 2066 31361-H STERLING刻印
C面:2BX 2066 31362-H STERLING刻印
D面:2BX 2066 31363-3
ですので、本盤は1972年 Bearsville RecordsからリリースのUSオリジナル盤で間違いありません。

ついでにかなり細かい補足情報を。

レーベル上部のBearsvilleロゴ。その右下には登録商標を示す(R)マーク(Rの丸囲み)が記されている盤が多いのですが、今回のものにはそれがありませんでした。どうもプレス時期や工場によって異なるようです。確証はないものの、おそらく2ndプレス以降から(R)有りになったものと推測されます。

そんな重箱の隅をつつくような違いを見つけてはニンマリしてしまうセタガヤレコードをどうかひとつよろしくお願いいたします。


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