●Jackie McLean (alto saxophone), John Jenkins (alto saxophone), Wade Legge (piano), Doug Watkins (bass), Arthur Taylor (drums)
Jackie McLeanは高校時代からKenny DrewやSonny Rollins等と演奏し、20歳の時にはMiles Davisグループに参加。また自身としては1955年にファースト・アルバム『The New Tradition』をAd Libから発表。50年代中ごろ以降はリーダー作、サイド作含めてPrestigeやBlue Noteの多数のレコーディングに参加、1960年代中ごろからは若手と共にポスト・バップを牽引することとなります。
シカゴのジャズマンJohn Jenkinsは明確なリーダー作としてはBlue Noteにアルバム『John Jenkins』(BLP 1573, 1957年)を残すのみで、その活動は1950年代末に集中しています。それもそのはず、1962年には音楽界から引退し、ニューヨークでメッセンジャーと宝石商の二足の草鞋を履き、楽器は既に売り払ってしまっていたとのこと。しかし、80年代にはストリート・ミュージシャンとして活動を再開しました。
このアルバムは2名のアルト・サックス奏者、Jackie McLeanとJohn Jenkinsをフロントに据え、McLean作曲のブルース・スタイルのタイトル曲「Alto Madness」では、彼らが交互に12分近くに渡ってソロ・バトルを繰り広げます。リズム・セクションにはソロ・パートは与えられず。互いのフレーズも瞬時に引き継いだりと、これぞアドリブなジャズ・チェイス。唯一のバラード 「Easy Living」も好演。
<初版オリジナル判別ポイント>
○レコード
・黄NYCラベル
・RVG刻印
・深溝
○ジャケット
・コート
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