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【雑記第19回】 Bobby HutchersonのBlue Note未発表音源について 前編

西海岸からニューヨークへやってきたBobby Hutchersonは幼馴染のベーシストHerbie Lewisの助力も得つつ、1963年に“Jackie McLean / One Step Beyond”にサイドマンとして参加すると、そこから立て続けにAnthony Williams、Andrew Hill、Grachan Moncur III(演奏を聴きMcLeanに推薦してくれた人)、Eric Dolphy(妹の元カレ)、Grant Green、Big John Patton、Dexter Gordon、Joe Henderson等の録音に参加します。

Bobby Hutchersonのリーダー作は1965年の“Dialogue”から始まり(1963年に録音されていた音源が1999年に発掘リリースされていますが)、計15タイトルものリーダー作を残しています。そして未発表音源なのですが、以下が後年リリースされています。

*各初版
<Blue Note LTシリーズ>
・LT-996 Bobby Hutcherson / Spiral 1979
録音 November 11, 1968.
・LT-1044 Bobby Hutcherson / Patterns 1980
録音 March 14, 1968
・LT-1086 Bobby Hutcherson / Medina 1980
録音 August 11, 1969

<キング : ブルーノート世界初登場シリーズ>
GXF 3061 Bobby Hutcherson / Oblique 1979
録音 July 21, 1967
GXF 3073 Bobby Hutcherson / Inner Glow
録音 March 24 and 25, 1975

<Blue Note Connoisseur Series>
Blue Note–21437 Bobby Hutcherson / The Kicker 1999
録音 December 29, 1963.

となっております。
67年から69年でお蔵入りが4作と重なっており、その期のBobby Hutchersonのリーダー作を録音順の時系列で並べてみると以下となります。

・Bobby Hutcherson / Stick-Up! BST 84244で正規発売
録音 April 14, 1966.
GXF 3061 Bobby Hutcherson / Oblique 未発表
録音 July 21, 1967
・LT-1044 Bobby Hutcherson / Patterns 未発表
録音 March 14, 1968
・Bobby Hutcherson / Total Eclipse BST 84291で正規発売
録音 July 12, 1968.
・LT-996 Bobby Hutcherson / Spiral 未発表
録音 November 11, 1968.
・LT-1086 Bobby Hutcherson / Medina 未発表
録音 August 11, 1969
・Bobby Hutcherson / Now! BST 84333で正規発売
録音 October 3 & November 5, 1969

ちょっとお蔵入りが過ぎますね…

この期の正規リリース作は以下のような内容です。

・Bobby Hutcherson / Stick-Up! BST 84244

Bobby Hutchersonのリーダー作にMcCoy Tynerが就くのは本作のみ。Joe Hendersonのワンホーンで硬派かつ新主流派らしいモード・ジャズ作。

・Bobby Hutcherson / Total Eclipse BST 84291

ここではChick Coreaがピアノに就いた盟友Harold Landとのクインテット。スピリチュアル・モーダル・ワルツ“Same Shame”など。

・Bobby Hutcherson / Now! BST 84333

コーラスを前面にフィーチャーした異色作。盟友Harold Land等の2管フロントやギターやCandidoのパーカッション等を加えた大き目の編成。Blue Note作では唯一となるStanley Cowell参加作(前振りです)。

次は、米国LTシリーズに的を絞って(前振りを意識しつつ)見ていきましょう。

中編