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THE MILLENNIUM / BEGIN

CS9663/USオリジナル/2eye/インサート

買取価格12,000円

ジャンル: ロック

子ジャンル: ロック-60〜70年代(輸入盤)

※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。

作品紹介

ソフト・ロックサイケデリック・ポップの金字塔にして、天才コーラス・アレンジ職人=カート・ベッチャーが手掛けた最上の仕事でもあるミレニウムの唯一のアルバム『Begin』は、1968年にリリースされました。サイモン&ガーファンクルの『Bookends』と並ぶ世界初の16チャンネル録音、そして当時のColumbiaにおける史上最高の制作費を投じた作品。それにも関わらず、あまりの先鋭的なサウンドに難色を示した会社側が積極的なプロモーションを行わなかったことでセールス的には悲惨な結果に終わっています。

レーベルのやる気のなさは、68年当時にはアメリカとカナダ以外では発売されなかったことにも顕著に表れています。そのため一部の好事家を除いては知る人ぞ知るアルバムという扱いが長いあいだ続いていましたが、その状況が変化したのは81年に日本盤LPが発売されてからのことです。伝説のレコード・ショップ=パイドパイパーハウスの長門芳郎氏(Roger Nichols&The Small Circle Of Friendsの項参照)の肝入りによるこのリイシューによって本作の再評価が大きく促進。さらに91年の国内CD化によってその人気は決定的なものになりました。なおUSオリジナル盤ほどではないものの、日本盤LPも帯付き完品ならばそれなりの高額買取が期待できる代物です。

1990年には日本に先駆けてアメリカで初CD化(ジャケはオリジナルと異なります)。その後は本国でも2019年に至るまで何度かのアナログ・リイシューが繰り返され、2011年にはMusic On Vinylからヨーロッパ盤のLPも再発されるなど、世界的にもその評価を確固とした感があります。

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