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<買取日記10>スピード・グルー&シンキ / SPEED, GLUE & SHINKI

新年あけましておめでとうございます。
本年もセタガヤレコードセンターをよろしくお願いいたします。

2022年最初の<買取日記>は、今年の干支にちなんでこちらをご紹介しましょう。
買取させていただいたのは去年なのですがご容赦ください。なにせかなりの希少盤です。

スピード・グルー&シンキ / SPEED, GLUE & SHINKI (1972)

スピード、グルー&シンキのレコードジャケット

フード・ブレインでタッグを組んだギタリスト陳信輝(ex-パワー・ハウス)とベーシスト加部正義 aka ルイズルイス加部(ex-ゴールデン・カップス)が、フィリピン出身のドラマー/ヴォーカリスト、ジョーイ・スミスを誘って結成した伝説のヘヴィ・サイケ・トリオ=スピード・グルー&シンキ。その72年2ndアルバムにしてラスト・アルバムがこちら。象ジャケでお馴染みのフード・ブレイン『晩餐』(1970)などと共に、ニュー・ロックを代表する作品として今も語り継がれる名盤です。

陳信輝のギターのカッコよさたるや、さすがは“日本のジミヘン”。ズッシリと腹に響くベース&ドラム、そしてラフなヴォーカルと共に生み出す低重心のサイケデリック・ブルース・ロックは、むしろ“日本のクリーム”か?(とかいいつつ、加部氏はレコーディングを途中離脱し、ほとんどのベース(とキーボードと一部リードヴォーカル)はジョーイの友人であるマイク・ハノポールが担っているのですが)。いずれにせよ本作の素晴らしさは今も揺ぎなく、影響源である米英のバンド達と遜色ないどころか、それ以上の熱量を放っている気さえします。当時は先進的だったであろうモーグ・シンセの導入など、勢い一発だけじゃない実験精神にもシビれますね。

さて、レコードの話です。
このアルバムは2枚組の大作で、1枚は↓こちらのデザインのスリーブに、
スピード、グルー&シンキのレコードジャケット
もう1枚は↓こちらのデザインの別スリーブに収納されています。
スピード、グルー&シンキのレコードジャケット
いわゆるゲートフォールド(見開き)ジャケットの2枚組ではなく、シングルスリーブ2枚使いという豪華仕様なんです。攻めてますね~。
個人的には、スラッとお上品な1枚目のトラちゃんより、ゆるキャラ感のある2枚目のトラちゃんの方が好きです。

で、さらに・・上記スリーブ2枚が↓こちらのシブい全面帯によってバンドルされておりまして。ジャケット全体を覆い隠すように裏側まで巻き付いてるんですね。ひゃーオシャレ!💦
スピード・グルー&シンキのレコードジャケット

このようにジャケット(スリーブ)2枚+全面帯が揃っているのが理想的。
ですが、全面帯までキレイな状態で残っているものは極めて稀です。ゆえに美品は予てからニュー・ロック屈指の高額盤として取引されております。

2019年にはこの全面帯も含め、オリジナルジャケットを忠実に再現した再発盤LPもオフィシャルリリースされていますが、やはりオリジナル盤と再発盤(レプリカ)の価値はまったくの別物。このオリジナル盤が入荷した際は、あまりの神々しさにスタッフ一同、手を合わせてからトラちゃんのご尊顔に拝謁いたしました。嗚呼ありがたや。

本作以外にもニュー・ロックは高額盤の宝庫ですので、お心当たりのある方は(ない方も)是非こちらの高価買取リストをご覧ください。

>>> レコード高価買取リストは<こちら

それでは、今年も素晴らしいレコードとの出会いを楽しみにしつつ、セタガヤレコードセンターを何卒よろしくお願いいたします。