1950~60年代のアメリカで流行したソウルミュージックも、1980年代のイギリスで誕生したレアグルーヴも音楽ジャンルとしての人気が高く、いまだにレコードを買い集めている熱心なコレクターが存在します。
そのため、ソウルやレアグルーヴのレコードは買取業者で買取ってもらうことが可能です。
だいたいどのくらいで買取されるのか、ソウルやレアグルーヴの中でもどんなタイトルのレコードが高額で買取されるのか気になる方もいるかとも思います。
そこで今回の記事では、ソウルやレアグルーヴのレコードの買取傾向や高く売れるレコードの特徴、買取業者の選び方について解説します。
目次
そもそもソウルとレアグルーヴはどのようなジャンルの音楽なのでしょうか。
ソウルは1950?60年代のアメリカで誕生したポピュラー音楽の1種です。
ゴスペルとブルースが合わさってできた音楽で、主に黒人の間で広まりました。
音楽的な特徴としては、即興が楽曲の中に多用されていたり、他のジャンルに比べてリズムが覚えやすかったり、コールアンドレスポンスがあったりすることが挙げられます。
レアグルーヴは1980年代のイギリスで誕生した音楽です。
当時のFMラジオの番組「ザ・オリジナル・レア・グルーヴ・ショウ」が名前の由来で、この番組で流されていた楽曲がのちにレアグルーヴと呼ばれました。
「ザ・オリジナル・レア・グルーヴ・ショウ」では新譜のレコードだけでなく、廃盤となってしまったレコードを再評価して流したためレアな楽曲がとても多いのが特徴です。
では、ソウルやレアグルーヴのレコードはどのように買取されているのでしょうか。
ここでは買取傾向について詳しく解説します。
ソウルレコードの中でも特に、1960?70年代にリリースされたものは高額で買取される傾向があります。
この時代はレコード全盛期でもありますし、有名アーティストや名曲といわれる楽曲が多いことから比較的人気が高いレコードが多い特徴があります。
また、ソウルレコードはアーティストの死や追悼をきっかけに人気が再熱して、需要が急激に高まることもあります。
例えば、「クイーン・オブ・ソウル」と呼ばれたアレサ・フランクリンが亡くなった際、彼女のレコードが再び注目されたため、買取価格も一時的に高くなりました。
このように、アーティストの死去や引退によって、再度そのアーティストのレコードが脚光を浴びて高額で買取されることもあります。
レアグルーヴは「ザ・オリジナル・レア・グルーヴ・ショウ」で取り上げられたレコードを指すため、アーティストの数がとても多く知識がないとレアグルーヴであると判別するのはむずかしいでしょう。
また、ジャンル名にレアと付いているためレアグルーヴのレコードはどれも希少性が高く、高額で買取されるのではと思われがちですが、そうとも限りません。
楽曲がラジオで流されていた当時は希少性が高くとも、現在は希少性が高くない場合もあるので、レアグルーヴのレコードは特にしっかり査定してもらう必要があります。
ここでは当店で買取させていただいた実績から一部をご紹介いたします。
ソウルやレアグルーヴのレコードの中でも、ある程度高額で買取されるものには共有した特徴があります。
まず、丁寧に保管されているレコードは高く買取されることが多いです。
丁寧に保管されているということは、綺麗で状態もよく音質にも問題がないため、他のレコードに比べて価値が高くなります。
次に挙げられる特徴が、流通数が限られているレコードです。
例えば、限定盤としてリリースされたレコードや限られた人の手にしか行き渡らなかったレコード、すでに廃盤となっているレコードなどは中古レコード市場における在庫数が限られているため、希少性が高く高額で買取されやすいです。
レコードの買取ではレコードそのものだけでなく、レコードの付属品(帯・ジャケット・特典など)も査定のポイントに含まれており、同じタイトルでも付属品が全て揃っているレコードの方が高く買取られます。
最後にプレミアが付いているレコードも高く買取ってもらいやすいです。
プレミアが付いているレコードは流通数が少ない上に人気が高いため、需要が高まるに従って買取価格も高くなっています。
中には、万単位で買取されるレコードも存在しています。
では実際にレコードを売る際にはどのようなことに気をつけておくとよいのか、ここではレコードを売るときのポイントを解説します。
レコードの買取では付属品の有無が買取価格を左右するので、付属品は揃えておくことが大切です。
付属品とは、レコードのジャケットや帯(アーティスト名や楽曲名が記載されている紙状のもの)、ライナーノーツ(日本語で書かれた解説書)、購入特典(ポスターやステッカーなど)を指します。
付属品の中でも特に重要なのが帯で、帯の種類によっても買取価格が変わります。
できるだけ帯をはじめとした付属品は揃えるようにしましょう。
●レコードの帯ってなに?帯付きと帯なしの買取価格差は?
レコードを買取に出す際に汚れがついてしまっていると買取価格が下がってしまう恐れがあります。
そのため、レコードについたホコリやゴミはクロス等で落としておきましょう。
なお、こびり付いて落ちない汚れ(シミやカビなど)は無理に落とそうとすると、レコードが劣化してしまう恐れがあります。
落とすのは軽く拭いて落とせるものだけにとどめておきましょう。
レコードを長い期間保管していると、ジャケットの端が避けてしまったり帯に折り目がついてしまったりすることがあります。
この時テープで修繕したり無理に折り目を無くそうとしたりすると、レコードに手を加えたことになってしまうため、自分で修繕などはせずにそのままの状態で買取に出しましょう。
ここでは、ソウルやレアグルーヴのレコードを売りたい方向けに買取業者の選び方を解説します。
●初めてで勝手がわからない。レコード売却で損しないためのお店選び
●中古レコードの買取(売却)までにやっておくこと! 【買取のノウハウ】
レコード買取業者にはそれぞれ得意としているジャンルがあり、中には特定のジャンルしか買取っていない業者もあります。
そういった業者にソウルやレアグルーヴのレコードを持っていってしまうと、適切に査定してもらえなかったり、せっかく買取に持っていったのに査定を断られてしまう恐れがあります。
レコード買取業者を選ぶときは、まず業者のWebサイトや公開している実績をチェックして、ソウルやレアグルーヴのレコード買取を得意としている業者を見つけましょう。
レコードを買取っている業者の中には、リサイクルショップのように様々な中古品を買取っている業者もあります。
ただし、こういった業者の場合はレコードに詳しい査定スタッフが在籍していないことが多いため、ソウルやレアグルーヴのレコードを持っていっても安く買取されてしまう恐れがあります。
より高くレコードを売りたいのであれば、レコード買取業者を選ぶ際にレコード専門の査定スタッフがいる業者を選ぶようにしましょう。
レコード買取業者の中には実績がなく、あまりレコードを買取ったことがない業者もあります。
実績がないレコード買取業者が悪いわけではありませんが、より安心して依頼したいのであれば、実績が豊富なレコード買取業者を選ぶのがおすすめです。
実績の有無はレコード買取業者のWebサイトで公開されていることが多いため、レコード買取業者を選ぶときに実績の有無もチェックするとよいでしょう。
1つの買取方法だけでなく様々な買取方法を実施している業者であれば、売りたいレコードの枚数や住んでいる地域に応じて適した買取方法を選ぶことができます。
なお、レコードの買取方法は主に下記の3種類が挙げられます。
●レコード買取業者の店舗にレコードを持っていって買取をする店頭買取
●梱包したレコードを店舗に発送して査定・買取してもらう宅配買取
●レコード買取業者のスタッフに自宅まで来てもらって買取してもらう出張買取
ソウルやレアグルーヴのレコードをどこで売るか迷っているのであれば、ぜひセタガヤレコードセンターをご利用ください。
セタガヤレコードセンターは買取実績30年を誇るレコードに特化した買取業者です。
オールジャンルでの買取を実施しており、ソウルやレアグルーヴ以外にもロックやジャズ、ポップスや歌謡曲など、年間で100万枚以上のレコードを買取っています。
店舗は東京都の世田谷区にありますが、店頭での買取だけでなく宅配買取や出張買取をおこなっていますので、全国どこからでも買取依頼が可能です。
ぜひ、ソウルやレアグルーヴのレコードをお持ちの方はご相談ください。