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【Collections Of Beatles Covers】第1回 – イノック・ライト / ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!

伝説のロックバンド“THE BEATLES”。
どの時代でも愛され続ける彼らの名曲達は、様々な世代のアーティストによりカヴァーされ続けてきました。
この連載では、お客様より買取させて頂いたコレクションの中から、様々なアーティストによるカヴァーソングをご紹介させて頂きます。

イノック・ライトと彼のオーケストラ / ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!


イージーリスニング分野で活躍したプロデューサー、イノック・ライト。
ビートルズ初期の出世作「A Hard Day’s Night」を彼が率いる楽団が、イージーリスニングらしい軽やかなアレンジで演奏しており、細部まで拘り抜いた音作りが特徴の1枚です。

こちらはビートルズのコレクター様ではなくオーディオ好きのお客様から買取させていただくケースが多い印象があります。
というのも本作は高水準なステレオサウンドが評価されているイノック・ライト自身のレーベル「COMMAND RECORDS」より制作されているため、
発売当時はビートルズ好きではなくオーディオ好きの方中心に購入されていたのでしょう。

しかし。

国内盤好きの私から語らせて頂くと、本作の魅力はなによりもジャケットにあると断言します。

1stシングル「抱きしめたい」を意識したオレンジ色。
イノック・ライトが見つめる先に佇む雑に貼り付けられたビートルズ達。
原曲とは対象的にヤァ!ヤァ!ヤァ!の方が強調されているタイトルロゴも見逃す訳にはいきません。

そしてなによりも注目してほしいのは左上にひっそりと描かれているビートルズのイラストなのです。

今にも崩れそうなヘロヘロとしたビートルズ(と呼んでいいのかわかりませんが)達が「YEAH…YEAH…YEAH…YEAH…」と連呼しているのが非常に愛らしいです。

パッと見するとジャケットの1/3を占めているおじさんの顔しか目に止まりませんが、何処を眺めてもニヤニヤできてしまう魅力がこの一枚には詰まっているのです。

レコードの楽しみ方は千差万別です。
“モノ”であるというレコードの特性を活かし、あなたなりのレコードの楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか。