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The Rolling Stones / Beggars Banquet オリジナルとは?<UK盤編>

先日、Rolling StonesのドラマーCharlie Wattsの訃報が届きました。個人的にストーンズの中で一番カッコイイ英国紳士だと思っておりましたのでとても残念です。
そんなわけで、ストーンズのアルバムの中で個人的に一番聞いた(と思う)1968年リリースのBeggars Banquetのレコードについてご紹介させて頂きます。

当たり前ですがRolling StonesはイギリスのバンドですのでUK盤がオリジナルとされます。そして初期のストーンズといえばDECCAです。レコード屋的視点で言えばDECCAといえばストーンズかクラシックです。

型番はMONO盤がLK4955、STEREO盤がSKL4955となります。

根を詰めると大変な事になるので基本的な部分のみとさせて頂きますので悪しからずご了承下さい。

ジャケット

金枠のあるクリーム色の招待状を模したデザインになります。Garrod and Lofthouse製で表側はラミネート・コーティングがかかっており、見開き仕様となっております。ある程度レコードを見ている人ならUK盤はジャケットの質感や重さですぐに分かります。


↑見開き内部


↑ジャケット裏右下にある “Garrod and Lofthouse International Limited“”の表記


<MONO盤>ジャケット裏のDECCAロゴの下にはMONOと型番LK4955の表記


<STEREO盤>ジャケット裏のDECCAロゴの下にはSTEREOと型番SKL4955の表記

ラベルとデッドワックス

ストーンズにおけるDECCAのラベルは基本的にはMONOは赤、STEREOは青です。基本的に、と言った理由としては例外もあるからなのですが、それはまた後日に。


↑MONO盤
赤地のオープン・デッカ:Open DECCA(=アンボックス・デッカ:Unboxed DECCA)で、溝はありません。FFRRマーク、耳マークが記載されております。

デッドワックスの表記にはマザー・スタンパーが1、マトリクス末尾は
Side A : XARL-8476-4A
Side B : XARL-8477-2A
この刻印があれば初回とされております。


↑マザー・スタンパーの数字の刻印


↑STEREO盤
ブルーのオープン・デッカで、FULL FREQUENCY STEREOPHONIC SOUNDの文が銀色の帯状に記載されている通称ワイドバンド(=ワイドベルト)があります。

マトリクスの末尾は
Side A : XZAL-8476-1K
Side B : XZAL-8477-1K
こちらが初回とされております。

TAXコードの記載の有無も違いの一つとしてございまして、厳密にはTAXコードの記載がある物は後のプレスになる?らしいのですが、現在の中古市場的にはそこまで気にしなくても良いと思いますので頭の片隅にでも。


↑中央下部の℗1968の下にTAXコード「J/T」の記載


↑デッドワックスにある「JT」刻印

ちなみにロックやジャズのレコードは全般的にSTEREOよりMONOの方が高いです。ストーンズもまた然りです。
ただ、クラシックはその逆です。前述しましたとおり英DECCAはクラシックが有名です。このストーンズのSTEREOラベルはクラシックで言うところのED3の時期になるでしょうか。MONOがオレンジ色のラベル、STEREOが黒色のラベルです。詳しい事は<クラシック担当のコラム>で紹介してくれる事でしょう。

メ直盤

こちらはオマケのご紹介になります。

UK盤の中に輸出用のプレスの物、日本からしたらメーカー直輸入盤、略して“メ直盤”というものがございます。
UKプレスのためパッと見の雰囲気では違いが判らないので、査定をしている時に「お、UK盤だ…!」と、よく見たらぬか喜びなんて事も。規格番号も当然異なります。


↑ジャケット裏がLONDONロゴで規格番号PS 539の表記


↑ラベルにもLONDONの表記

ただ、日本仕様ですので帯と解説が付いているのです。

そして更にミックジャガーのインタビューを収録したソノシートも付属しています。

↑ソノシート表面。裏面には“ハロー!ミック・ジャガーです”の記載があります

これら付属品が全て揃っているとオリジナルとさほど変わらないか、ちょっと高いぐらいになります。

査定時に見るポイントとしてはこの辺りになります。後日、US盤についてもご紹介できればと思います。
UK盤だけでも結構大変なのですが、査定時にはしっかり見させて頂いておりますので買取希望の方は是非ともご連絡下さい。