BLP1524/LEX/DG/FLAT/額縁 オリジナル
買取価格60,000円
ジャンル: ジャズ
子ジャンル: ブルーノート(1500番台)
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
ブルーノートのトランペット奏者と言えばまずリー・モーガン(Lee Morgan)の名前が一番にあがり、ケニー・ドーハム(Kenny Dorham)が一番好きという人を耳にすることはそう多くはありませんが、ラテンやボサノヴァへの上辺だけではないアプローチやその音楽の吸収、後輩ジョー・ヘンダーソン(Joe Henderson)の才能を見事に引き立て、引き出してみせたサークル内での面倒見の良さなどは決して忘れてならない人物です。
ドーハムの代表作はブルーノートに集中していますが、40代後半で亡くならなければまだ何かジャズに新しさをもたらしてくれていたた人ではないかな?と思います。本作は、ニュー・ヨークに集った若手プレイヤーたちの拠り所的な感じで彼が結成した<ジャズ・プロフェッツ>というグループで、ライブを行っていた時代のブルーノートでのライブ吹き込み盤です。
後にジャズ・メッセンジャーズの一員に抜擢される、(ニュー・ヨークにやって来たばかりの)ボビー・ティモンズ(Bobby Timmons)が参加してこのグループに心地よいグルーヴをもたらしていますが、ケニー・バレル(Kenny Burrell)の参加はブルーノート側の配慮(ブルージーさを加えて深みを加えたいという狙い)とのこと。
50年代半ばのニュー・ヨークのジャズ・シーンの熱気と、何か新しいものを生み出してやろうという若きプレイヤーたちの覇気をそのままヴァイナルに記録しようとしたレーベル側の意気込みまでも感じさせる名盤です。
56年に米国発売、日本盤の登場は76年。日本では本国以上の人気で何度かアンコール・プレス盤も登場しています。2008年には180グラム重量盤で日本盤が復刻されており、こちらもかなりの高額盤となっています。