メニュー

セタガヤレコードセンター
期間限定レコード30%アップキャンペーン
期間限定レコード30%アップキャンペーン

【雑記第40回】 PrestigeとMarvelのコラボ第一弾にして最終作 Freddie McCoy / Spider Man

アメリカのヴィブラフォン奏者のFreddie McCoyはPrestigeで、60年代を通していわゆるソウル・ジャズ系の作品を多く残しました。
Johnny Hammond Smithのグループで頭角を現し、彼の音楽はアシッド・ジャズのムーヴメントで再評価されることとなります。

そんな中でもこのアルバムの表題曲の“Spider Man”は、疾走系のラテン・ジャズで、いまではクラブ・ジャズ・クラシックの1つとなっています。

ちなみに完全な余談なのですが、彼の別アルバムに収録の“Beans & Greens”という曲があります。この曲が今井美樹さんの“DRIVEに連れてって”の元ネタだと長年思っているのですが、ググってみても誰もこの件に触れていないので、もしよければ温かい目で聴き比べてみてください。作曲は布袋寅泰さん。

閑話休題。その“Spider Man”収録のアルバムにはどーんとジャケットにMarvelの“Spider Man”のイラストが描かれています。ちゃんとMarvelクレジットもあります。そしてきちんと裏面のノーツの最後には“About The Cover”というコーナーがあり、「もしあなたが壁を上り天井に張り付けるような千の蜘蛛の力を手に入れたらどうしますか?」の書き出しとともにスパイダーマンの説明をしています。最後には「これがMarvelと音楽のコラボレーションの第一弾です。ですので必ず全部集めてください。もし集めなかったら…ドン!バシッ!ドカーン!」とアメコミ・オマージュのオノマトペで締められています。

ただし、このアルバム、レコードのラベルの方のタイトルは、このアルバムに収録の別曲“Hav’ Mercy”となっているんですよね。
きっとなんですが、Marvel側とのライセンスがぎりぎりになってまとまった、とか、そもそもライセンスが取れるなんて思っていなかった、って感じなんでしょうね。特にレイター・プレスでも修正された様子は無し。
そんな裏側が見て取れる一枚です。

ちなみに、Prestige X Marvelのコラボは本作のみで第二弾はリリースされませんでした…。全部集めろ言うてたじゃないですか…。

もう1枚、このアルバム前年のJohnny Hammond Smithの“The Stinger”というアルバムがあり、こちらもアメコミ風なジャケットなのですが、プロデューサーDon Schlittenによるイラスト。指輪からビームが出てるところなど、まぁグリーン・ランタンの色違いのパクリ感が否めませんが、グリーン・ランタンはMarvelではなくDCコミックですのであしからず。

以上、お付き合いいただきありがとうございました。