●Jon Eardley (trumpet), Zoot Sims (tenor saxophone), Phil Woods (alto saxophone), Milt Gold (trombone), George Syran (piano), Teddy Kotick (bass), Nick Stabulas (drums)
アメリカのジャズ・トランペット奏者Jon Eardleyは、11歳でトランペットの演奏を始めます。彼の父は、1920年代から1930年代にかけて最も人気のあるダンス・バンドであったPaul Whitemanの楽団で、Bix Beiderbecke等と共にトランぺッターとして在籍しており、父よりトランペットの指南を受けます。1946年から1949年までは空軍楽隊で演奏し、その後自身のカルテットを率いて活動を開始。1953年にニュー・ヨークに移り、Phil Woodsのフック・アップを受けPrestige傘下のNew Jazzより『Phil Woods New Jazz Quintet Introducing Jon Eardley』(NJ 1104, 1954年)でレコーディング・デビュー、翌年『Jon Eardley In Hollywood』(NJ 1105)を同レーベルから、『Hey There, Jon Eardley』(PR 207)を本家Prestigeからリリース。並行してGerry Mulliganのグループに参加しながら、1956年にPrestigeから『The Jon Eardley Seven』(PR 7033)を残します。同年にMulliganグループの一員としてフランスへツアーに行った際の録音は、『Zoot Sims Avec Henri Renaud Et Son Orchestre Et Jon Eardley』として残されています。1963年にはベルギーに移住、1969年にはドイツに移住し、ヨーロッパで活動を続けました。
本作は、米国在住期における数少ない、12インチLPとしては唯一の彼のリーダー作。Zoot SimsにPhil Woodsという彼をフック・アップした両名をサイドに付けた4管フロントのセプテット。6曲中3曲がEardleyによる作曲で、「On The Minute」や「Ladders」といったハード・バップ、「Koo Koo」はStatusから再リリース時のタイトル曲ですが、Prestigeらしく、リーダー名がJon EardleyからZoot Simsに変更されました。
<初版オリジナル判別ポイント>
○レコード
・黄NYCラベル
・RVG刻印
・深溝
○ジャケット
・446W
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