●Hal McKusick (alto saxophone, clarinet, tenor saxophone), Billy Byers (trombone), Eddie Costa (piano), Paul Chambers (bass), Charlie Persip (drums)
テナーやアルト・サックス、そしてクラリネット、フルートを扱うマルチ・リード奏者のHal McKusick。学友であったRalph Burnsと40年代より活動を始め、Woody Herman、Boyd Raeburn、Tom Talbert、Alvino Rey、そしてClaude Thornhillといったスウィング/ジャズ・オーケストラのメンバーに参加。50年代には、Gil Melle、George Russell、Jimmy Giuffreといったモダン・ジャズ黎明の革新者たちとの活動が目を引きます。また、Bethlehem RecordsやRCA Victor、Prestige、Coralなどのレーベルに幾つかの自身のリーダー作を残しました。ウェスト・コーストやクール・ジャズ、そしてサード・ストリームと渡って活躍していたHal McKusickですが、1960年代以降はスタジオ・ミュージシャンとしての活動が主となり、晩年は私立校にて教鞭をとっていました。
Hal McKusickが1957年にPrestigeに残した唯一のリーダー作品『Triple Exposure』。トロンボーンのBilly Byersとの2管で、彼はアルト・サックス、テナー・サックス、クラリネットをとります。クラリネットで演奏される「A Touch Of Spring」などはチェンバー的な響きもありつつ、「Saturday Night」ではMcKusickらしいライトなサウンドながらも軽妙にスウィングしています。
<初版オリジナル判別ポイント>
○レコード
・黄NYCラベル
・RVG刻印
・深溝
○ジャケット
・コート
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