●John Coltrane (tenor saxophone), Idrees Suliema (trumpet), Sahib Shihab (alto saxophone, baritone saxophone), Mal Waldron (piano), Julian Euell (bass), Ed Thigpen (drums), Jackie McLean (alto saxophone), Bill Hardman (trumpet), Art Taylor (drums)
Mal Waldronは、1950年代中ごろにCharles Mingusのバンドで『Pithecanthropus Erectus』含む作品に参加し、ピアニストとしての頭角を現します。その傍ら、自身のグループを結成し、Prestigeにファースト・アルバム『Mal-1』(PR7090, 1957年)を録音しました。Jackie McLeanによってPrestigeに紹介されたMalは、自身のリーダー作以外にもハウス・ピアニストとしても数多くのレコーディングに参加しました。Jackie McLeanの諸作はもちろん、Coltrane等の作品にも参加、その中で後にスタンダードとなる「Soul Eyes」も作曲されました。また、この時期にはBilly Holidayの伴奏者としても彼女が亡くなるまで活動をしていました。1960年代初頭に重度の薬物中毒に陥り活動を中止。回復後の1960年代半ば以降はヨーロッパにその活動を移しました。
Mal Waldronは、ファースト・アルバム『Mal-1』以降、『Mal-2』(PR7111, 1957年)、『Mal/3 Sounds』(PR8201, 1958年)、『Mal/4』(NJ8208, 1958年)と、編成を変えながら連作を意識したかのようなタイトルでアルバムをリリースしました。『Mal/2』は2つのレコーディングから構成され、フロントはColtraneのみ共通しています。また、Jackie McLean、Bill Hardmanが参加したセッションの本作未収録分が、後に『The Dealers』(ST8316, 1965年)に収録されました。「From This Moment On」や「Potpourri」といったバピッシュな楽曲の半面、バラード「J.M.’s Dream Doll」や「Don’t Explain」の陰影がMalの真骨頂。
<初版オリジナル判別ポイント>
○レコード
・黄NYCラベル
・RVG刻印
・深溝
○ジャケット
・コート
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