●Ray Draper (tuba),
Jackie McLean (alto saxophone),
Bill Hardman (trumpet),
Mal Waldron (piano),
Doug Watkins (bass),
Arthur Taylor (drums)
高校時代からKenny DrewやSonny Rollins等と演奏し、20歳の時にはRollinsとともにMiles Daivsグループに参加。また自身としては1955年にファースト・アルバム『The New Tradition』をAd Libから発表。50年代中ごろ以降はリーダー作、サイド作含めてPrestigeやBlue Noteの多数のレコーディングに参加しました。これは彼が当時、重度の薬物中毒であったためにニュー・ヨークでライヴ出演に必要なキャバレーカードを失効されてしまい、食い扶持を稼ぐにはレコーディング一本でいかなければならないという理由もありました。1960年代中ごろからは若手と共にポスト・バップを牽引することとなります。1970年代にはデンマークのSteepleChaseから多くの作品を発表。そこでは息子であるRene McLeanとの共演作も残しました。
McLeanは1957年の2月に2つのレコーディング・セッションを行い、2月15日に行われた録音は、McLeanがPrestigeから離れて以降の作品も含めて幾つかのアルバムに分散されて収録されましたが、このアルバム『Jackie McLean & Co.』は2月8日のセッションのみで構成されています。副題に『Introducing Ray Draper & Tuba』と、まだ17歳というチューバ奏者のRay Draperをフィーチャー。アルバム冒頭「Flickers」のテーマからチューバの音色が印象的。彼はラテン・ジャズの「Minor Dream」も提供しています。また、この時期に頻繁にMcLeanと共演をしていたMal Waldronが、彼らしいアルバム全体の”陰鬱さ”を牽引。ダークな雰囲気が覆ったアルバムです。
<初版オリジナル判別ポイント>
○レコード
・黄NYCラベル
・RVG刻印
・深溝
○ジャケット
・コート
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