YS-2168-Y/帯補充票付/綴込ライナー付/見開き
買取価格40,000円
ジャンル: ロック
子ジャンル: ロック-60〜70年代(国内盤)
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
キンクスにとって6枚目のアルバム『Something Else By The Kinks』は本国イギリスでは67年にリリースされましたが、日本盤はレコード会社やディストリビューターの問題なのか、ちょっと遅れて69年に発売しています。
ずいぶん昔のことですが「日本ではビートルズやローリング・ストーンズ、ザ・フーに比べて、キンクスは過小評価すぎる」といった感じの文章を読んだ記憶があるのですが、発売年のズレがなんとなくそれを如実に物語っているような気がしてちょっと切ないです。ちなみにザ・フーの67年作『The Who Sell Out』の日本盤はしっかり同年リリースです。
それはさておき、高額買取の条件は帯とその裏の補充票が切り取られずに残っていること。なお71年にも国内でリイシューされたのですが、こちらは再発盤(UPS-618-Y)ながら、ジャケットが日本オリジナルのため中古市場でもわりと人気があります。これも帯付きの完品であればそれなりの高額査定が期待できるでしょう。
のちにザ・ジャムもカヴァーした最高のビート・チューン””David Watts””と、最も美しいロック・ソングのひとつと言っても大げさではない名曲””WaterlooSunset””を幕開けとクロージングに配している辺り、本作におけるレイ・デイヴィスのソングライティングへの自信が伺えるようです。よって、その素晴らしい2曲の間に挟まれたナンバーたちもバラエティに富んでいて聴き応え十分で、 兄に負けじと奮闘したデイヴも代表曲ともいうべき””Death Of A Crown””を提供。ボサノヴァ風味の””No Return””やサイケデリックな””Lazy Old Sun””、いかにも英国的な””Afternoon Tea””など、ユーモラスでスノッブなキンクスの魅力がギュッと凝縮された一枚だといえます。