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Neil Young / Harvest USオリジナル盤

1972年にリリースされたソロ4作目で、収録曲「Heart of Gold(邦題:孤独の旅路)」は全米1位の大ヒットとなりました。
こちらのUSオリジナル盤について紹介させて頂きます。
まずはジャケットです。


”ザラ紙”ジャケットです。このザラ紙の独特の風合いがより味わい深い印象を与えてくれます。
Carole KingやJackson Browneの諸作も同様にオリジナル盤はザラ紙の仕様になっており、やはり手に持った時の質感や雰囲気が他のプレスとは異なります。

見開き仕様になっており、プレーンのインナースリーブとインサートが付属しています。
ジャケットと同じ質感で味があります。

そしてラベルです。

タン・ラベル(1色)”Wなし”です。
この”W”というのが最初は何なのか意味不明ですが、とても簡単です。

こちらが”Wあり”のラベルです。
ラベル下方の外周にワーナーの住所とロゴマークが入っています。このロゴの”W””の有無で判別します。
Harvestのリリース時期は”Wなし”のラベルが使用されていたので、”Wあり”のこちらは再発盤になります。

ここで少し話が逸れますがRepriseのラベルについてザックリご説明します。
Repriseは1960年にフランク・シナトラによって設立され、1963年にワーナー・ブラザースに株式を売却します。その後も会社の売却、合併など色々ありますが割愛します。


Repriseは1961年~1968年までは3色ラベル(トリカラ―)で、これもまた変遷がありますが、この時期はシナトラ親娘やポピュラー音楽がメインでロックはほぼ無いです。
ロックに力を入れるのが1969年頃からですので、ロックファンには以前のコラムでもご紹介したNeil Youngのファーストに使われている2色ラベル(1968年~1969年)からが馴染み深いかと思います。
タン・ラベルの”Wなし”は1970年~1974年、1975年からは”Wあり”となります。ちなみに1976年からは”Wあり”で住所の変更があります。

本題に戻ります。
Harvestに関しては上記の条件だけでオリジナルと言われる事が多いですが、デッドワックス(レコードの無音部分、マトリクス等が刻印してあるところ)を確認してみます。

”STERLING”の刻印と”LH””の刻印があります。
Sterling Soundにてマスタリングされ、マスタリング・エンジニアがLee Hulkoである証となります。
こちらの刻印が両面にあるものが基本的には完全オリジナルと言われています。