ヴォルフガング・サヴァリッシュ / ドヴォルザーク:交響曲第5番”新世界より”

英COLUMBIA/SAX 2322/ステレオ青銀ラベル

買取価格5,000円

ジャンル：クラシック

子ジャンル：クラシック-交響曲

※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。

作品紹介

お世話になります。セタガヤレコードセンター、買取担当です。

さて、本日も最近買取させていただいたレコードの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。

・アーティスト / ヴォルフガング・サヴァリッシュ
・タイトル / ドヴォルザーク:交響曲第5番”新世界より”
・型番 / 英COLUMBIA/SAX 2322/ステレオ青銀ラベル
■参考買取価格 / ¥5,000

ヴォルフガング・サヴァリッシュ（Wolfgang Sawallisch, 1923–2013）は、ドイツを代表する名指揮者であり、オペラから交響曲まで幅広いレパートリーで高く評価されてきました。堅実で端正、そして誠実な音楽づくりを特徴とし、作品の構造を明晰に示す解釈で知られています。
特にバイエルン国立歌劇場での活躍は顕著で、長期にわたり音楽監督を務め、ワーグナー、リヒャルト・シュトラウス、モーツァルトなどドイツ・オーストリア系作品で数多くの名演を残しました。また、オーケストラ指揮者としてはフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務め、その重厚なサウンドにドイツ的な緻密さと透明感をもたらしたことでも知られています。
派手さはないものの、音楽の本質を的確に伝える職人的なアプローチは多くの演奏家から信頼され、聴き手にも長く愛され続けています。クラシック界において「誠実の極み」ともいえる指揮者です。

本日ご紹介のレコードは「ヴォルフガング・サヴァリッシュ / ドヴォルザーク:交響曲第5番”新世界より”」です。

本作は、フィルハーモニア管弦楽団の高い技量と、サヴァリッシュならではの端正な音楽運びが結実した一枚です。ヘッドフォンでは洗練された控えめな演奏に聞こえますが、スピーカーで鳴らすと一転して熱量の高い名演であることがよく分かります。随所に漂うポルタメントにはオーマンディ時代の伝統が感じられ、客演指揮者ゆえの側面も見えますが、全体として作品をしっかりと推進する確かな統率力が発揮されています。チェコ民族の情念を直接描く演奏ではありませんが、西欧的な洗練のもとに筋の通った表現が貫かれており、音楽としての完成度は高いです。録音は1958年2月、キングズウェイ・ホールにて行われ、ブルー＆シルバーの初期ラベル仕様は特に評価の高いプレスです。併録の《謝肉祭序曲》も躍動感に満ち、アルバム全体の魅力を高めています。サヴァリッシュの端正さとフィルハーモニアの熱演が共存した、聴き応えある名盤です。

本日ご紹介の盤は1960年にColumbiaから発売されたUK・ステレオLP盤です。モノ盤33CX 1677も同年に発売されていますが、本作の中古市場の価格は高騰傾向です。

セタガヤレコードセンターでは、ヴォルフガング・サヴァリッシュ / ドヴォルザーク:交響曲第5番”新世界より”を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥5,000とさせていただいております。

大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤレコードセンターにお声掛けくださいませ。