●Tiny Grimes (guitar), Eddie “Lockjaw” Davis (tenor saxophone), J.C. Higginbotham (trombone), Ray Bryant (piano), Wendell Marshall (bass), Osie Johnson (drums)
Prestigeは多くのサブ・レーベルを展開していたことも特徴の1つとしてあげられるでしょう。廉価/再発レーベルとしてのNew Jazz、Status、特定のジャンルに特化したBluesvilleやMoodsvilleなど。といってもその境界は若干曖昧ではありますが、その中にはスウィング・ジャズ専門のSwingvilleというレーベルもありました。1959年から1963年の間に存在したこのSwingvilleですが、この時代においては既に「ジャズの注目の周辺」(Nat Hentoff)、つまるところ人々の関心からは外れてしまっていました。しかし、Prestigeは本流においてモダン・ジャズを追いつつ、スウィング・ジャズのヴェテランを起用した作品も多く制作しました。
ギタリストのTiny Grimesとトロンボーン奏者のJ.C.Higginbothamの共同リーダー作。Tiny Grimesは、4弦ギターを使用し、1940年代初頭にはArt Tatumバンドに所属。その後はCharlie Parkerを含む自身のグループを率いて作品をリリースしつつ、Billie Holiday等とも共演。また一方で1950年代にはジャンプ・ブルースな作品群もリリースしていました。J.C.Higginbothamは1920代末からLouis Armstrong、Luis Russell、Benny Carter、Red Allen、Fletcher Henderson等のバンドに所属。1950年代にはニュー・ヨークでディキシー・バンドを率いて活動しました。本作はTiny Grimesのギターと共に彼のカラーが前面に出たブルース・アルバム。このアルバムも1959年になると再発としてSwingvilleのカタログに加わりました。
<初版オリジナル判別ポイント>
○レコード
・黄NJラベル
・RVG刻印
・深溝
○ジャケット
・N.J.
・コート
Prestigeの初版オリジナルに限らず、後発盤でも精査ご査定の上、高価買取させていただいております。
是非、私たち査定のプロにご依頼いただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。