RLP12-201/白/DG/FLAT オリジナル
買取価格42,000円
ジャンル: ジャズ
子ジャンル: リバーサイド/ジャズランド
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
●Thelonious Monk (piano), Oscar Pettiford (bass), Kenny Clarke (drums)
ジャズ・ジャイアンツの1人Thelonious Monk。1940年代初頭からジャズ・ピアニストとしての活動をはじめ、生涯を通してBlue Note、Prestige、Riverside、Columbiaなどから作品をリリースしました。1947年から1952年まで断続的にBlue NoteにSP録音を残すと、Prestigeに移籍しました。ただし、売れ行きは芳しくなくPrestigeも積極的にセールスを行わなかったため、RiversideがMonkのPrestigeへの借金の肩代わりすることで移籍を勝ち取ります。Riverside一作目は『The Music Of Duke Ellington』(RLP 12-201)。Riversideには他にも『Brilliant Corners』(RLP 12-226)、『Monk’s Music』(RLP 12-242)、『Misterioso』(RLP 12-279)といった後世に残る多くの名盤を残しました。
Monkは基本的にはオリジナルの楽曲をプレイすることが多かったものの、それらは”難解”であるという周囲の認識があったため、プロデューサーのOrrin Keepnewsの発案で彼のRiversideからのファースト・アルバムはDuke Ellingtonのカヴァー集となりました。アルバムは、お馴染みの「It Don’t Mean a Thing(スウィングしなけりゃ意味がない)」から始まりますが、Monk節でプレイされる楽曲はEllingtonのビッグ・バンドが奏でる”スウィング”とは別物であり、Monkの特色が分かりやすく表れているとも言えます。1958年にRiversideが再発した際に、タイトルは『Plays Duke Ellington』 に変わり、ジャケット・アートはアンリ・ルソーの絵画に差し替えられました。後者の方が広く知られているジャケット・デザインかもしれません。
<初版オリジナル判別ポイント>
○レコード
・白ラベル
・深溝
・フラット・エッジ
このレコードは初回のデザインにおいても初版と後発の違いがあります。
・表面右上のロゴ部分のマイクの意匠が有る(後発は消されている)
・裏面右下のカタログ広告に掲載されているタイトルが10インチのものである(後発は12インチLPで、また掲載枠も大きい)
・裏面下部中央に”418 West 49th Street”の表記(後発は”Bill Grauer Productions”)
・白ラベルのカラーがグレー(後発は水色)
となっています。
アンリ・ルソーの絵画に差し替えられる以前のデザインをファースト・カヴァーとし、その中でも上記に当てはまるものを”完オリ”とするケースが慣例的に多く見られます。
Riversideの初版オリジナルに限らず、後発盤でも精査ご査定の上、高価買取させていただいております。
是非、私たち査定のプロにご依頼いただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。