●Steve Lacy (soprano saxophone), Wynton Kelly (piano), Buell Neidlinger (bass), Dennis Charles (drums)
そのものずばりなファースト・アルバム『Soprano Sax』(PR7125, 1958年)やCandidoに残した『The Straight Horn Of Steve Lacy』(CJM 8007, 1962年)などが表すように、彼のトレード・マークはソプラノ・サックス。フリー・ジャズ・プレイヤーとしてその名を知られている彼ですが、10代からプロとしてディキシーをプレイする中で、1956年にCecil Taylorのグループに参加した『Jazz Advance』では、Taylorに引っ張られてアヴァンギャルドな片鱗もみせます。『Soprano Sax』では、まだまだスウィング~バップなプレイですが、1965年にヨーロッパに渡ってから組まれたグループによる『The Forest And The Zoo』(ESP 1060, 1967年)ではアヴァンギャルドなプレイを聴かせます。
Steve Lacyのファースト・リーダー・アルバム『Soprano Sax』。Lacyのライフ・ワークの1つのMonk楽曲のカヴァーやEllington、そしてジャズ・スタンダードを取り上げます。まだ、彼のアヴァンギャルド性の片鱗は見えない作品ですが、バックのWynton Kellyのピアノを中心とした、ソプラノのワンホーンの音色でもって軽やかにスウィングするアルバムです。
<初版オリジナル判別ポイント>
○レコード
・黄NYCラベル
・RVG刻印
・深溝
○ジャケット
・コート
*STATUSから別カヴァーでのリリースもあり。
Prestigeの初版オリジナルに限らず、後発盤でも精査ご査定の上、高価買取させていただいております。
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