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ジャズの名盤再発でよく見る“OJC”ってどんなレーベル?

OJCとはOriginal Jazz Classicsの略称で、1983年にFantasy Recordsが創設したレーベルの一つです。

主に名盤系のジャズを復刻・再発しており、Fantasyが所有しているPrestige、Riverside、Milestone、Contemporary、Pablo等のカタログが1,000枚以上発売されております。

レコードコレクターやマニアの方はオリジナル盤を最終目標としている方が多いのですが、それには途方もない労力と経済力が必要となってきます。

そうではなく、とりあえずジャズをレコードで聴きたいという方にとっては、このOJC盤は非常にありがたい存在だったと言えます。

なぜならオリジナル盤や初期プレスの物に比べてはるかに安価だからです。ジャズのレコードの醍醐味の一つであるジャケットにおいても、オリジナル・デザインをそのままに再発しているので十分に心を満たしてくれるものであったと思えます。

素人目で3メートルぐらい離れてジャケットの表面だけみてもオリジナルかどうかの判別は難しいかもしれません。

ジャズのレコードに親しまれている方なら紙質、厚み、裏ジャケなど見ればすぐに再発だと分かるかとは思いますが…

そして何と言ってもとにかくキレイな物が多いので分かりやすいです。

決定的なところで言えば、知識の無い方でも型番号を確認すればすぐに判別できます。

OJCの型番号は「OJC-001」から始まります。

タイトルは「Milt Jackson ‎/ Milt Jackson Quartet」です。


表面にはオリジナルと同様の“Prestige LP 7003”の表記がありますが、ジャケットの裏には“OJC-001”の表記があります。

発売時期によってはジャケット裏にバーコードがプリントされている物もあります。

また、OJCの盤はほぼ全てに共通して背表紙の上部に型番号が記載されております。


ラベルもオリジナルに寄せてデザインされていますが、型番は変更されています。

また、OJCの特徴としてシュリンク、帯、シール帯があります。
初期の方は国内盤と同じような帯が付属しています。


その後はシール帯が定番となっていきます。

シュリンクの上に貼られているので、シュリンクを剥がすと必然的にシールも無くなります。

ジャケットも楽しみたい人にとっては邪魔なので結構剥がされていますが、マメな人はシール部分だけ切り取って盤と一緒に保管していたりもします。
時代と共に様々な種類に変わるのですが、今のところ国内盤のようにシール帯の種類によって価格が大きく変動するわけではありません。
ただ、どんなレコードもそうですが購入当時の状態に近い方が当然、中古的価値は上がります。

OJCのレコードの中古的価値については先述したとおり、基本的には今でも安価な物が多いです。

ただ、タイトルによっては多少値が張るのもありますし、近年ではじわじわと全体的に価格が上昇しつつあります。

国内盤のジャズのレコードが海外で需要が高まっている事の理由の一つとして、状態の良さが挙げられます。

OJCも同様に状態の良い個体が多い事がその理由の一つだと考えられます。

なぜ状態の良い物が多いかというと、単純にレコードにとって80年代以降のプレスというのはまだ新しめのプレスである事と、この時代からはCDの台頭もあり、わざわざレコードを購入されている方は取扱いや保管が丁寧だからだと推測されます。

OJCで再発しているレコードのオリジナル盤は主に50年代のプレスです。その30年の差は経年劣化の観点から考えると非常に大きいと言えます。

いくらオリジナル盤を買ってもノイズだらけで聴くに堪えない状態ではレコードを買う意味がありません。

中古レコードは時が経てば経つほどに状態の良い個体が減っていきます。
弊社ではOJCのレコードはもちろん、状態の良いレコードは力を入れて買取させて頂いております。