●Paul Quinichette (tenor saxophone), Curtis Fuller (trombone), John Jenkins, Sonny Red (alto saxophone). Mal Waldron (piano), Doug Watkins (bass), Ed Thigpen (drums)
Paul Quinichetteは1930年代からプロとして活動し、1947年にLouis Jordanとともにニューヨークへ移りました。1951年にCount Basie楽団に加わり2年間在籍、EmArcyでの自身のレコーディングによる成功を得た後、Quinichetteは自分のバンドを結成するためにBasieの元から離れました。また、EmArcyではDinah WashingtonやSarah Vaughan等の歌伴としても活躍。1950年代後半にはPrestgeと契約し、自身のリーダー作はもちろん、Mal WaldronやJohn Coltraneなどの若手とも交流、Prestigeオールスターズのセッション・アルバムにも多く参加しました。しかし、1950年代の終わりに健康上の理由から彼はジャズから完全に撤退し、1973年に再び姿を現すまでは電気技師としての職に就いていました。
Paul QuinichetteのPrestige契約第一作目。アルバム表題の元ともなった「On The Sunny Side Of The Street」のカヴァーを除いてMal Waldronが作曲しています。アップな「Blue Dots」の切れ味の良いテーマと全体の疾走感、ラテン・ジャズ「Cool-Lypso」などを当時ほぼ新人であった若手ミュージシャンと溌溂にプレイ。そして「On The Sunny Side Of The Street」では、深いトーンのバラード・プレイで貫禄のタッチを聴かせます。
<初版オリジナル判別ポイント>
○レコード
・黄NYCラベル
・RVG刻印
・深溝
○ジャケット
・コート
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