●HHank Mobley (tenor saxophone),
Al Cohn (tenor saxophone),
Zoot Sims (tenor saxophone),
John Coltrane (tenor saxophone),
Red Garland (piano),
Paul Chambers (bass),
Art Taylor (drums)
Prestigeお得意の所属スター・ミュージシャンを一堂に会してのジャム・セッション・アルバム。カトリックの教皇選挙会でも使用される”秘密会議”を意味する”Conclave”をタイトルに冠した、Al CohnとZoot Simsのコンビに、Hank Mobley、John Coltraneのテナー奏者の4管フロント・セプテットによる”最強テナー奏者決定戦”とも言いうべきアルバムです。リズム・セクションもRed Garland、Paul Chambers、Art TaylorとPrestigeのお抱えハウス・メンバーたち。楽曲はスタンダード2曲にMobley自作曲を2曲。4名のテナー奏者の共演ということで、ライナーノーツにもソロ・オーダーの順番が明記されており、聴き比べにどうぞといった心配りもありがたい。そのためか全ての楽曲が10分近くと比較的長尺なのもPrestigeジャム・セッション・アルバムの特徴でもあります。NJ期にジャケット・デザインが差し替えられましたが、この時にはJohn Coltraneのリーダー作のようなクレジットになっており、この辺りもPrestigeらしさです。
こういった楽器ごとにスポットを当てたジャム・セッション作もPrestigeは多く残しており、
・Art Farmer/Donald Byrd『2 Trumpets』(PR7062, 1956年)
・Art Farmer/Donald Byrd/Idrees Sulieman『Three Trumpets』(PR7092, 1957年)
・Herbie Mann/Bobby Jaspar『Flute Souffle』(PR7101, 1957年)
・Jackie McLean/John Jenkins『Alto Madness』(PR7114, 1957年)
・Phil Woods/Gene Quill/Sahib Shihab/Hal Stein『Four Altos』(PR7116, 1957年)
・Kenny Burrell/Jimmy Raney『2 Guitars』(PR7119, 1957年)
・Herbie Mann/Bobby Jaspar『Flute Flight』(PR7124, 1957年)
・Idrees Sulieman/Webster Young/John Coltrane/Bobby Jaspar『Interplay For 2 Trumpets And 2 Tenors』(PR7112,1957年)
といった作品が例に挙げられます。
<初版オリジナル判別ポイント>
○レコード
・黄NYCラベル
・RVG刻印
・深溝
○ジャケット
・コート
Prestigeの初版オリジナルに限らず、後発盤でも精査ご査定の上、高価買取させていただいております。
是非、私たち査定のプロにご依頼いただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。