大滝詠一 / ナイアガラカレンダー

LX-7032-E 帯付/すごろく付

買取価格3,500円

ジャンル： JAPANESE

子ジャンル：ニューミュージック／シティポップ

※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。

作品紹介

大滝詠一本人も「最高傑作」と認めていたアルバムで、1977年12月に発売されました。先着30,000名にプレゼントという触れ込みで封入されていた「すごろく」（リバーシブルで裏返すと「福笑い」になっている）と帯が付属していることが、高額査定の条件となります。

本作はノベルティソングや音頭から、ウォール・オブ・サウンド、ニューオーリンズ、メロディの際立ったポップ・ナンバーまでが音楽歳時記のように12曲並んだ、まさに初期ナイアガラの集大成ともいえる名盤です。とくに”Blue Valentine’s Day”などの繊細なメロディ系歌モノは、のちの『A Long Vacation』を予感させるのに十分な仕上がり。ただ、残念ながら商業的には失敗に終り、コロムビアから契約を打ち切られることになったため、結果的に第一期ナイアガラの最後を飾るアルバムとなってしまいました。

『ロンバケ』での爆発的なブレイクを経て、81年に第一期ナイアガラ作品がソニーよりリイシューされることになったのですが、ジャケットのデザインがまったく異なるのは本作だけです。コロムビア盤は78年のカレンダーになっていたのに対して、ソニー盤は男女が寄り添っているイラストですが、生産数も多いためこちらのジャケの方が馴染みがある人もいるでしょう。さらにこの再発盤は全曲が笛吹銅次（大滝の変名）によるリミキシングで、曲によっては細かな違いもあるので注意が必要です。86年には初めてCD化されますが、これは第二期ナイアガラ作品のエンジニアを務めていた吉田保によるリミックスが施されています。この86年盤CDは現在に至るまでリイシューされていないので、相応にレアなアイテムだといえるでしょう。