演歌や歌謡曲のレコードは流通量が多いため買取価格が安くなってしまうケースが多いですが、テレサ・テン(鄧麗君)のレコードは例外で、高額で買取りできるタイトルが何枚も存在しています。
ただ、レコードやテレサ・テンについてあまり知らない方からすれば、
「なぜテレサ・テンのレコードが人気なのか」
「実際どのくらいの価格で売れるのか」
など色々と疑問があるのではないでしょうか。
今回の記事では、テレサ・テンのレコードが高額で取引される理由と、高値で売れやすいタイトルを詳しく解説します。
目次
テレサ・テンは1970年代から1990年代にかけて活躍した女性歌手です。
中国・日本・タイ・マレーシアなどアジア圏での人気が高かったことから「アジアの歌姫」として今でも親しまれています。
台湾(当時の中華民国)で生まれたテレサ・テンは幼い頃から才能豊かでした。
10歳で出場した歌唱コンテストでは優勝し、14歳のときにはプロ歌手としてデビューしています。
台湾はもちろん、シンガポール・タイ・マレーシアを中心に多くの人に親しまれており、19歳の年には香港でもレコードをリリースしています。
アジアの国々で絶大な人気を誇ったテレサ・テンは21歳のときに日本でもデビューをはたします。
1作目の「今夜かしら明日かしら」は不発に終わってしまったものの、2作目の「空港」は大ヒットを記録し、第16回日本レコード大賞新人賞を獲得しました。
以降、日本国内でもテレサ・テンの人気はどんどん高まっていましたが、旅券法違反で国外退去処分を受けてしまってからは日本での活動ができなくなってしまいます。
しかし、日本のファンの要望もあり、彼女の来日が許可されてからは「つぐない」で再びデビューして人気を集め、日本有線大賞をはじめとした賞をいくつも受賞し、NHK紅白歌合戦にも何度か出場しています。
テレサ・テンは中国でも人気を集めていましたが、当時の中国で政権を握っていた中国共産党がテレサ・テンの影響力の大きさに危機感を覚えたため、中国国内で彼女のレコードを販売・所持・放送することが禁止されてしまいます。
ただ、テレサ・テンのファンはこの規制にめげず様々な方法で彼女の音楽を楽しんでいたことが知られています。
演歌や歌謡曲のレコードは流通数が多いことから比較的買取金額は安くなることが多い傾向がありますが、テレサ・テンのレコードは異なります。
日本国内をはじめアジア圏内にファンが多い点も要因の1つですが、中国では一時期テレサ・テンの音楽を聴くことができなかったので、当時のテレサ・テンのレコードを買い求める人はたくさんいます。
中国を中心として需要がとても多いので、テレサ・テンのレコードの買取価格はかなり高くなっているのです。
また、日本で活動した期間が長く、その間にいくつもヒット曲を生み出していたことから、輸入盤はもちろん国内盤のレコードも高く買取りされている傾向にあります。
ここではセタガヤレコードセンターで買い取りさせて頂きましたテレサ・テンのLPレコードからその一部の買取価格を公開します。
※中古相場は日々変動しておりますので、あくまでも参考買取価格となります旨ご了承ください。
テレサ・テンのレコードの中でもより買取価格が高くなるレコードには以下のような特徴があります。
レコードには、発売される際に生産された「オリジナル盤」と後から追加で生産された「再発盤」があります。
オリジナル盤は再発盤に比べて音質がよいうえにリリース当時のレコードなので、テレサ・テンのレコードに限らず価値が高いことから高額で取引されやすいです。
テレサ・テンのレコードの中でも、生産数が限られている初回限定盤やそのレコードを買った方しか手に入らない特典がついているレコードは、希少性がかなり高いことから高額で買取りされることが多いです。
プレミアがついているレコードは、かなり買取価格が高額になっています。
テレサ・テンの場合は、「ジェルソミーナの歩いた道」や「アカシアの夢(夜のフェリーボート)」などがプレミアとなっています。
帯はレコードのタイトルや収録曲、キャッチコピーを記載しているもので、ジャケットに巻き付くようにつけられているのが特徴です。
帯はレコードの価値を左右する重要な要素で、同じタイトルのレコードでも帯がないものよりもあるものの方が価値が高いため、帯があるレコードは高値で買取りされる傾向にあります。
テレサ・テンのレコードを売るのであれば、高く買取ってくれる優良業者に買取を依頼したいですよね。ここでは業者の選び方を紹介します。
レコードはゲオやブックオフのようなリサイクル業者でも買取ってもらえますが、リサイクル業者の場合は必ずしもレコードに詳しいわけではありません。
レコードの買取の場合は中古レコードの市場やその音楽ジャンルの専門知識が必要で、特にテレサ・テンのレコードを買取ってもらいたいのであれば、少なくとも和モノ(演歌や歌謡曲のレコード)の知識は欠かせません。
対して、レコード買取専門業者であればレコードやアーティストに関する知識が豊富なので、きちんと査定してもらえます。
そのため、必ずレコードに精通したレコード買取専門業者を選ぶようにしましょう。
テレサ・テンは日本だけでなく海外にもファンがおり、テレサ・テンのレコードは海外の中古レコード市場でも活発に取引がおこなわれています。
海外市場にも詳しくないと海外で価値の高いタイトルのレコードを見落としてしまいかねないため、できるだけ海外市場にも詳しいレコード買取専門店を選びましょう。
レコード買取専門店の中にはこれまでの買取実績を公表している業者があります。
実績を公表している業者は安心感がありますし、何よりレコードを買取った確かな実績があることが分かります。
また、実際どのくらいの価格で買取られているか分かるので安く買い叩かれるのを防ぐこともできます。
テレサ・テンのレコードを売るなら、テレサ・テンの買取実績を公表している業者を選んだ方が安心です。
レコードを買取ってもらう方法には、
●店頭にレコードを持っていく店頭買取
●宅配で買取店までレコードを送る宅配買取
●自宅に来てもらう出張買取
の3種類があります。
しかし、3つのうち宅配買取と出張買取ができないと、自分でレコードを運んで買取ってもらわないといけません。
遠方に住んでいる場合はかなり移動時間がかかってしまいますし、枚数が多い場合は例え近くにお店があっても運ぶのがとても大変です。
できるだけ手間なく楽に買取依頼をしたい場合は、宅配買取や出張買取が依頼できる業者を選びましょう。
テレサ・テンのレコードをできるだけ高く売りたいなら自分でやっておくべきことがあります。
レコードの買取相場価格が分かっていないと、安く買い叩かれてしまっても気付くことができません。
テレサ・テンのレコードの中でも何を売りたいのかタイトルを確認し、それぞれの買取相場価格をチェックしておきましょう。
レコードには帯をはじめ、歌詞カードや特典など様々な付属品がついています。
同じタイトルでも付属品がある方がないものよりも高く買取ってもらえるので、査定に出す前に付属品は全て揃えておきましょう。
乾いた柔らかい布でほこりを落として綺麗にしておくだけでも買取価格が上がる可能性があるので、軽く拭き取って取り除けるくらいの汚れは落とすとよいです。
ただ、傷や歪み、シミやカビなどの汚れがある場合は、無理に直そうとすると劣化してしまう場合があるので無理に落とそうとするのは控えましょう。
「家にあるテレサ・テンのレコードをできるだけ高く売りたい」と考えている方におすすめなのがセタガヤレコードセンターです。
セタガヤレコードセンターは、レコードの買取実績が30年以上あるレコード買取専門店です。
年間で100万枚以上のレコードの買取りをおこなっており、その中にはテレサ・テンのレコードも数多く存在しています。
査定は必ずジャンルに精通した査定士がおこなっているため、高価なレコードも見逃しません。
国内だけでなくアメリカ・カナダ・イギリスなど海外の市場にも精通しているので、世界的に人気のあるテレサ・テンのレコードを売りたいのであればセタガヤレコードセンターはぴったりです。
また、日本で人気のないレコードでも海外にネットワークがあることで高く買取ることができるので、業界トップの高価買取の実現ができています。
セタガヤレコードセンターでは、店頭買取・宅配買取・出張買取の3種類をご用意しているため、ご自身の状況に合った買取方法をお選びいただくことができます。
いずれの方法でもストレスなくお客様にご利用いただけるよう様々なサービスを用意していますので、ぜひテレサ・テンのレコードの売却を考えている方はセタガヤレコードセンターにご相談ください。