お世話になります。セタガヤレコードセンター、買取担当です。
さて、本日も最近買取させていただいたレコードの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。
・アーティスト / サルヴァトーレ・アッカルド
・タイトル / ロッシーニ:弦楽ソナタ集
・型番 / 蘭PHILIPS/9500 611/2LP/アナログ録音末期/優秀録音
■参考買取価格 / ¥60,000
サルヴァトーレ・アッカルド
(Salvatore Accardo)は、イタリアを代表する世界的ヴァイオリニストであり、稀代のヴィルトゥオーゾとして知られています。1941年生まれ。若くしてパガニーニ国際コンクールに優勝し、その名を一躍国際的に広めました。以来、圧倒的な技術と明晰な音楽解釈を武器に、50年以上にわたり第一線で活躍し続けています。
特にパガニーニ作品の演奏と録音は高く評価されており、彼の「24のカプリース」やヴァイオリン協奏曲の録音は、クリアで切れ味鋭いテクニックと気品ある表現で、多くのリスナーから決定的名演とみなされています。またモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスといった古典派・ロマン派作品でも優れた演奏を残しており、ソリストとしてだけでなく、指揮者や室内楽奏者としても幅広い活動を展開しています。
その音色は端正で透明感がありながらも、情緒と緊張感を兼ね備えており、イタリア的な歌心と高度な技巧が理想的に融合したスタイルが特徴です。現代屈指の巨匠ヴァイオリニストとして、今なお多くの演奏家に影響を与え続けています。
本日ご紹介のレコードは「サルヴァトーレ・アッカルド / ロッシーニ:弦楽ソナタ集」です。
本作は、“パガニーニの再来”と称された彼の超絶技巧と美しいカンタービレが存分に堪能できる名盤です。ロッシーニが12歳で作曲した6曲の弦楽ソナタを、アッカルドは友人たちとともにオリジナルの四重奏編成(ヴァイオリン2、チェロ、コントラバス)で演奏しており、楽器同士の対話が際立つ両翼配置も魅力です。特に第2ヴァイオリンの明瞭な存在感は、室内楽録音としても非常に貴重なものです。アッカルドの透明で明るい音色は、天才ロッシーニの若き才能を見事に照らし、ディベルティメント的な軽やかさと生命感を鮮やかに描き出します。また、後年の小品「パガニーニに寄せて」や「涙」では、秋のような深みと静かな余韻が広がり、アルバム全体に温かみを与えています。室内楽としての魅力を最大限に味わえる一枚であり、ロッシーニの旋律美と躍動感、そしてアッカルドの比類なき美音が結実した作品です。
本日ご紹介の盤は1979年にPhilipsから発売されたオランダ盤です。
同時期に日本盤やスペイン盤、US盤などが発売されていますが、その中でも評価が高いのが本盤となります。
中古市場の価格は高騰傾向です。
セタガヤレコードセンターでは、ウィルヘルム・バックハウス /ベートーヴェン /ピアノ・ソナタ全集を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥60,000とさせていただいております。
大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤレコードセンターにお声掛けくださいませ。