1950年ごろから1980年代初期までは音楽媒体の主流はレコードでした。
しかし、1980年代にCDが発売されて以降、音楽媒体の主流はCDになり、現在ではサブスクリプションサービスが発展したことで、LPレコードで音楽を聴く機会はめっきり減った方も多いかと思います。
「LPレコードを処分したい」と考えている場合は、単に処分するより売る方がおすすめです。
確かに全盛期に比べるとLPレコードで音楽を聴いている方は少なくなっていますが、それでもレコードを集めている方は多くいて、レコードの人気が再燃していることもあってLPレコードが高く売れます。
そのため、不要になったLPレコードがあるなら売る方がメリットが大きいです。
レコードを売るといってもいくつかポイントがあるので、この記事ではレコードを売る際のポイントを解説します。
目次
LPレコードとは、1948年にアメリカのコロンビアから発売されたレコードの1種です。
現在レコードといえばLPレコードを指すことが多く、レコードの中でも主流の型となっています。
サイズは直径約30cm(12インチ)で、1分間に33回転します。
収録できる時間は30分で、LPはLong Playingを指していることからも他のレコードよりも収録時間が長かったことが伺えます。
当時はアルバムレコード用に使われることも多く、LPレコード=アルバムレコードというイメージもついています。
音楽媒体の主流がCDに移り変わり、今では音楽のサブスクリプションサービスも発展していることから、「レコードなんて今どき買い取ってもらえるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実はレコードの人気は再燃しつつあります。
現在、20代を中心とした若い世代の間でレコードの人気が高まっており、日本で活躍しているアーティストの中には、新曲をリリースする際にCDだけでなくレコードで発売するアーティストもいます。
もちろん、レコードの人気が高まっているのは日本だけではありません。
アメリカでは2020年、34年ぶりにレコードの売り上げがCDを上回っており、レコードの人気が高まっていることが伺えます。
中古レコードの需要はどんどん高くなっているため、LPレコードを手放したいのであれば、捨てるのではなく売るのがおすすめです。
では、高く売れるLPレコードにはどんな特徴があるのでしょうか。
ここでは高く売れるLPレコードの特徴6つを解説します。
傷がついてしまっていたり劣化が激しかったりするレコードは、音が綺麗に聞き取れなくなってしまったり音が出なくなってしまったりすることがあるため、買取ってもらうのが難しいです。
しかし、レコードに傷や汚れがなく、音質も良い状態であれば買い手が付きやすいため、レコード買取業者に高く引き取ってもらえる可能性が高いです。
LPレコードの中には、販売枚数が限られている限定盤のレコードや宣伝用としてラジオ局やテレビ局のみに配布された見本盤など、とても珍しいレコードが存在しています。
流通数が少ないレコードや見本盤のような珍しいレコードはとても希少価値が高いため、高値で買取ってもらえます。
今でも活躍していているアーティストや人気のタイトルのLPレコードも高く売ることができます。
例えば、今でも第一線で活躍している山下達郎のレコードや、松任谷由実が「荒井由実」として活動していた際に発売された当時のレコードの中には高値で売れるものもありますし、世界で爆発的人気を誇ったビートルズのレコードの中には1枚10万円以上するレコードもあります。
LPレコードが高く売れるかどうかは、LPレコードのジャンルによっても変わります。
例えば洋楽ロックの場合、人気アーティストの数が多い上に、それぞれのアーティストが次々にレコードを発売しているという特徴があるためレコードタイトルの数が多く、それに比例して高値で取引されるレコードも多いです。
また、ジャズもレコードを集めているコレクターの中に熱心なファンが多いため、高値で売れるレコードが多いです。
他にも、和ジャズや邦楽ロック、クラシック、歌謡曲といったジャンルでも高値で売れるケースがあります。
生産量が多いレコードは基本的に安い値段で買い取られることが多いです。
ただし、中には同じアーティストのレコードでも作曲者・編曲者によって買取価格が上がる場合があります。
また、今までは比較的買取金額が安価であったものでも楽曲が再評価された結果、買取価格が上がるケースも少なくありません。
LPレコードの付属品とは、歌詞カードやジャケット、帯などのことを指しています。
レコードの買取では付属品も重要で、同じアーティスト・タイトルのレコードでも、付属品がないものとあるものとでは付属品が揃っているものの方が高く売れる可能性があります。
付属品の種類はLPレコードによって異なり、歌詞カードやジャケットだけでなく帯が付いているものもあります。
帯とはレコードのジャケットについた縦巻きの細長いもので、アーティスト名やアルバム名、キャッチフレーズなどが記載されている紙のことを指します。
もともと帯は日本のレコード業界がレコードの販売促進を目的に作り始めたものですが、同じタイトルでも様々なバリエーションが作られている上に、帯が残っているレコードの希少性が高いことから帯付きのレコードは高く買い取ってもらえることが多いです。
LPレコードの買取相場は、一概に〇〇円とはいえません。
買取価格は需要によって変動しやすく、欲しがる人が多ければ次第に高値になりますし、在庫が多くなれば安価になります。
また、レコード買取業者によって買取価格が異なるため、同じタイトルのレコードでも査定結果が異なるという場合もあります。
ここでは、セタガヤレコードセンターで買取させていただいているレコードの中でも高額で取引されているLPレコードタイトルをジャンルごとに解説します。
LPレコードを売る方法は次の5つの方法があります。
まず1つ目がフリマアプリに出品する方法です。
メルカリや楽天ラクマなどのフリマアプリが発展したことで、現在誰でも簡単に出品できるようになっています。
フリマアプリのよいところは自分で売値を設定できるところですが、一方で購入者と自分でやりとりしなければなりませんし、発送作業も時間を見つけてやらなくてはなりません。
また、購入者とのやりとりがうまくいかなかった場合、トラブルに発展する恐れもあります。
2つ目がネットオークションに出品する方法です。
ネットオークションもフリマアプリと同じように自分で売値を設定できる魅力がありますが、出品したからといって必ずしも落札するわけではありません。
価格によってはいつまでも落札しないこともあり得ます。
また、仮に落札しても落札者との連絡や発送作業は自分でやらなくてはならないので、意外と手間がかかります。
3つ目がリサイクルショップに持ち込む方法です。
リサイクルショップでは様々な品を買取っているためレコードも買取ってもらえることもあります。
ただし、必ずしも全てのリサイクルショップでレコードを買取ってもらえるわけではなく、中にはレコードの買取に対応していないリサイクルショップもあります。
また、仮にレコードを買取ってもらえたとしても、レコードのプロが査定するわけではないため、まとめて安く買い叩かれてしまうことも考えられます。
4つ目がリユース業者を利用する方法です。
リサイクルショップと同様、リユース業者の中にもレコードを買取っている業者は存在します。
ただし、レコードの買取が可能だとしても、リサイクルショップと同様レコードに詳しいスタッフに査定してもらえるわけではありません。
場合によってはレコードの知識がないことで高額になるはずのレコードが安く買取される恐れもあります。
5つ目がレコード専門の買取業者に売る方法です。
レコード専門の買取業者とは文字通り「レコードを専門に買取っている業者のこと」で、レコードに関する豊富な知識があったり、中古レコード市場について深く理解していたりすることが多いです。
そのため、高額レコードも見逃さずしっかりと買取ってもらえます。
レコードを買取ってもらうなら、レコードを専門に買取りしている業者がおすすめです。
先述したように、レコードに関する専門的な知識がない業者に買取を依頼してしまうと、正しい査定がされず、高値で売れるはずのLPレコードが安値で買取されてしまう恐れがあります。
よくない業者の場合は査定を一切せずに、まとめて買取されてしまうこともあるでしょう。
しかし、レコードの知識が豊富なレコード買取専門業者であれば、1つ1つきちんと査定してもらえますし、高額レコードも見逃しません。
レコード買取専門業者といっても色々な業者があります。
ここではレコード買取専門業者の選び方を解説します。
レコードにはジャンルというものがあり、レコード買取業者の中には特定のジャンルの買取を得意としているところがあります。
得意としているジャンルがある買取業者はそのジャンルの専門的な知識が豊富なので、他の業者より高値で売れる可能性が高いです。
買取業者を選ぶ時は、これまでの買取実績、買取価格を公表している買取業者に依頼するようにしましょう。
ホームページ等でこれまでの買取実績を公表している買取業者は信頼できますし、買取価格を公表している買取業者であれば価格に関するトラブルを避けることができます。
レコードを売りたい方の中には、「遠方に住んでいて持っていくのが難しい」「レコードの枚数が多くて持ち出すのが大変」という方もいらっしゃるかと思います。
レコードの買取方法には店頭で買い取ってもらう方法の他に、店舗までレコードを郵送して買い取ってもらう方法や自宅まで来てもらってその場で買い取ってもらう方法もあります。
1つの方法だけでなく、様々な買取方法を用意している業者の方が自分に合った買取方法が選べるのでおすすめです。
では、実際にどのような点に気をつけてLPレコードを売ればよいのでしょうか。
ここでは、LPレコードを売る際のポイント・注意点を解説します。
まず、重要なのが付属品です。
先述したようにレコードの付属品は買取価格に影響するため、買取に出す前にレコードについていた付属品はできるだけ揃えておきましょう。
購入から時間が経ってしまって付属品がわからなくなってしまったという場合は、少なくともジャケット・帯は揃えておくとよいです。
次に、押さえておきたいのが買取相場は日々変動しているという点です。
業者のホームページやお問い合わせで確認した時はその価格であっても、在庫が増えたりレコードのタイトルに対する評価が変わったりすると、買取相場が下がってしまうことがあります。
あくまで公表されている価格は、その当時のものであり必ず氏もその価格で買い取ってもらえるわけではないことを覚えておきましょう。
最後に重要なのが、自分で補修するのは控えることです。
例えば、レコード本体が反ってしまっていたり傷があったりする場合、簡単に直すことはできませんし、何より自分で補修しようとするとレコードに手を加えたことになり価値が下がってしまいます。
また、ライナーノーツやジャケットが破れてしまった際に、テープで修繕するのもよくないです。
その時点でレコードに手を加えたことになるため価値が下がってしまいます。
傷や破損等が気になる場合であっても自分で修繕せずに、そのまま業者へ持っていくようにしましょう。
LPレコードを手放したいなと思った時は、ゴミとして処分するのではなくレコードの買取を専門としている業者に売るのがおすすめです。
レコードの人気は現在高まっており、モノによっては高値で売ることもできます。
レコードの買取を専門的に行っている業者はいくつありますが、
「より高値で売りたい」
「きちんと査定してほしい」
とお考えなのであればセタガヤレコードセンターへぜひご相談ください。
セタガヤレコードセンターは、30年の実績があるレコード専門の買取専門店です。
年間で100万枚以上のレコードを買取っており、当店には5,000万枚を超えるデータベースがあります。
そのため、基本的にはどのようなレコードでも買取が可能です。
査定の際には、各ジャンルに精通したベテランスタッフがお客様のレコードを1枚1枚丁寧に査定いたしますので、大切なレコードを安心してお売りいただくことができます。
また、店頭での買取はもちろん、郵送での買取や出張での買取もおこなっているので、お客様のご状況に合った買取方法をお選びいただけます。
ぜひ、LPレコードのご売却をご検討されている方はセタガヤレコードセンターにご相談ください。
セタガヤレコードセンターは25年以上にわたって海外とのコネクションを築いてきました。
その結果、日本で人気のないレコードでも海外で需要があれば高く買取できるようになったことで、業界トップクラスの買取価格を実現しています。
そのため、他店で断られてしまったレコードや安く査定されたレコードでも、セタガヤレコードセンターなら高額買取になる可能性もあるので、ぜひお持ちください。
セタガヤレコードセンターはオールジャンルでの買取を実施しています。
人気の高い洋楽のロックやジャズはもちろん、ポップスやクラシック、ソウル、ヒップホップ、歌謡曲、クラシックなど様々なレコードの買取が可能です。
セタガヤレコードセンターはどんなお客様でも利用できるよう買取方法を3種類ご用意しております。
東京の世田谷区にあるセタガヤレコードセンターにレコードをお持ちいただいて査定・買取する方法です。
レコードの枚数が少ないお客様や近隣にお住まいの方、レコードをすぐに現金化したい方におすすめです。
セタガヤレコードセンターの店舗に梱包したレコードを発送して査定・買取する方法です。
遠方にお住まいの方や店舗にいく時間のない方、できるだけ手間をかけずにレコードを売りたい方におすすめです。
セタガヤレコードセンターのスタッフがお客様のご自宅に伺って査定・買取する方法です。
売りたいレコードの枚数が多い方や店舗から離れた場所に住んでいる方におすすめです。
セタガヤレコードセンターは海外市場に強く、アメリカ・カナダ・ヨーロッパとの独自のコネクションがあります。
近年は中国をはじめとしたアジア圏でもコネクションを築いており、海外市場にも精通しています。
そのため、海外市場を反映した買取が可能です。