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ダヴィド・オイストラフ / ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

ダヴィド・オイストラフ / ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

仏COLUMBIA/SAXF 196/ステレオ/棒付きスリーブ付属/SAXF 879は後発

買取価格8,000円

ジャンル: クラシック

子ジャンル: クラシック-協奏曲

※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。

作品紹介

お世話になります。セタガヤレコードセンター、買取担当です。

さて、本日も最近買取させていただいたレコードの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。

・アーティスト / ダヴィド・オイストラフ
・タイトル / ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
・型番 / 仏COLUMBIA/SAXF 196/ステレオ/棒付きスリーブ付属/SAXF 879は後発
■参考買取価格 / ¥8,000

ダヴィート・フョードロヴィチ・オイストラフ( David Fiodorovich Oistrakh 1908 – 1974)は、ロシア帝国出身のユダヤ系ヴァイオリニスト、指揮者です。深い音楽性を兼ね備えていたヴィルトゥオーゾで、20世紀を代表するヴァイオリニストのひとりです。
恰幅の良い響きを持ち、暖かみと安定感を感じさせるヴァイオリン演奏は、今でも多くのファンに愛され続けています。
オデッサの商家に生まれ、5歳からピョートル・ストリャルスキーに師事しヴァイオリンとビオラを学びます。オデッサ音楽演劇学院に進学すると和声とポリフォニーを学ぶ傍ら、オデッサ交響楽団でソリスト・指揮者としても活動。実戦も交えながらその実力と評価を高めていきます。卒業後はモスクワ・フィルハーモニーに所属。ヴァイオリニストとして全ソビエトコンクールやウジェーヌ・イザイ・コンクールで優勝し、世界にその名を轟かせました。
その後はモスクワ音楽院で教鞭を執りながら演奏活動を続けます。第二次大戦中には最前線に出て慰問演奏も行いました。教師としてもギドン・クレーメルや息子のイーゴリなど多数のヴァイオリニストや指揮者を排出しています。
オイストラフは1705年製ストラディヴァリウス「マルシック」を使用し、速くて振幅の大きいヴィブラートを用いて唯一無二の美しい音色を産み出しました。とりわけチャイコフスキーやブラームスといった情感豊かな楽曲がこの奏法にマッチしており、多くのヴァイオリン協奏曲が録音されています。

本日ご紹介のレコードは「ダヴィド・オイストラフ / ブラームス:ヴァイオリン協奏曲」です。

オイストラフによるブラームスのヴァイオリン協奏曲の録音は、クレンペラーとの共演でも名演として知られていますが、セル指揮クリーヴランド管弦楽団との録音は、それを上回るとも評されるほど完成度の高い演奏です。オイストラフとセル、ともに晩年を迎えていた時期の録音でありながら、演奏には驚くほどの瑞々しさと情感が溢れ、円熟味と精神的深みが見事に融合しています。
オイストラフのヴァイオリンは、鋼のように重厚で揺るぎなく、その音色には風格と威厳が漂います。セルの精緻かつ緊張感のある指揮とクリーヴランド管の端正な演奏も相まって、ブラームスの名作を理想的なかたちで描き出しています。スケールの大きな構築美と情熱を兼ね備えた演奏は、この協奏曲の決定盤のひとつとして長く語り継がれることでしょう。
また、カップリングされた小品においては、オイストラフのロマンティックな語り口が際立ち、協奏曲とは異なる魅力を感じさせてくれます。巨匠ならではの深みと繊細さが両立した、まさに名匠の名演と呼ぶにふさわしい一枚です。

本日ご紹介の盤は1961年にColumbiaから発売されたフランス盤LPです。SAXF 879など後発盤も複数発売されていますが、本盤はその中でも1番人気で中古市場の価格は高騰傾向です。

セタガヤレコードセンターでは、ダヴィド・オイストラフ / ブラームス:ヴァイオリン協奏曲を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥8,000とさせていただいております。

大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤレコードセンターにお声掛けくださいませ。

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