アニア・タウアー / ドヴォルザーク:チェロ協奏曲

独DGG/139 392/チューリップラベル初出

買取価格15,000円

ジャンル：クラシック

子ジャンル：クラシック-協奏曲

※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。

作品紹介

お世話になります。セタガヤレコードセンター、買取担当です。

さて、本日も最近買取させていただいたレコードの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。

・アーティスト / アニア・タウアー
・タイトル / ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
・型番 / 独DGG/139 392/チューリップラベル初出
■参考買取価格 / ¥15,000

アニア・タウアー（Anja Thauer）は、ドイツ出身の天才チェリストです。1945年にリューベックで生まれ、若くしてその非凡な才能を発揮。幼い頃から音楽教育を受け、10代で早くもヨーロッパ各地で演奏活動を行い、注目を集めました。
彼女の演奏は、しなやかでありながら芯の強さを感じさせる表現力が特徴で、ドイツ・グラモフォンからリリースされた数少ない録音は、現在でも高く評価されています。その瑞々しい感性と深い音楽性に魅了されたリスナーは少なくありません。
しかし、彼女の人生は非常に短く、1973年、わずか28歳という若さで自ら命を絶つという悲劇的な最期を迎えました。そのため録音の数は限られていますが、その希少性とともに、今もなおクラシック音楽ファンの間で語り継がれる伝説的な存在となっています。

本日ご紹介のレコードは「アニア・タウアー / ドヴォルザーク:チェロ協奏曲」です。

1968年3月にハンブルクで録音され、指揮はズデニェク・マーカル、オーケストラはチェコ・フィルハーモニー管弦楽団が勤めています。本作での演奏は、彼女の数少ない録音の中でも特に注目されている一枚です。この名作に対して、タウアーは類まれな感受性と鋭い表現力でアプローチし、情熱的でありながらも繊細な解釈を聴かせています。
彼女のチェロは、低音域では豊かで深く、旋律をたっぷりと歌い上げ、高音域では透明感のある響きで聴く者を魅了します。オーケストラとの対話も自然で、ドヴォルザークがこの作品に込めた郷愁や人間的な感情を、余すことなく伝えてくれます。
この録音は、タウアーの音楽家としての成熟と個性を存分に示したものであり、彼女の早すぎる死が惜しまれる理由のひとつとも言えるでしょう。現在では復刻盤などで手に入れることもでき、チェロ協奏曲の名演としてクラシックファンの間で根強い支持を受けています。

本日ご紹介の盤は1968年にDeutsche Grammophonから発売されたLP盤です。TULIP MADE IN GERMANYオリジナル盤は大変希少なため入手するのは大変難しく中古市場の価格は高騰しています

セタガヤレコードセンターでは、アニア・タウアー / ドヴォルザーク:チェロ協奏曲を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥15,000とさせていただいております。

大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤレコードセンターにお声掛けくださいませ。