お世話になります。セタガヤレコードセンター、買取担当です。
さて、本日も最近買取させていただいたレコードの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。
・アーティスト / ピエール・フルニエ
・タイトル /バッハ 無伴奏チェロ組曲全曲
・型番 / 独ARCHIV/ステレオ/3LP 品番198 356/58
■参考買取価格 / ¥1,000
ピエール・フルニエ(Pierre Fournier, 1906–1986)は、20世紀を代表するフランスの名チェリストで、「チェロの貴公子」と称される気品あふれる演奏で知られています。端正で透明感のある音色と、過度な誇張を避けた洗練された表現を特徴とし、古典からロマン派作品まで幅広いレパートリーで高い評価を得ました。特にバッハの無伴奏チェロ組曲やベートーヴェン、ブラームスの作品における格調高い解釈は名演として名高いです。室内楽でも活躍し、ヴィルヘルム・バックハウスやアルトゥール・ルービンシュタインらとの共演でも多くの名録音を残しました。フランス・チェロ楽派の理想を体現した存在として、今なお尊敬を集めています。
本日ご紹介のレコードは「ピエール・フルニエ/バッハ 無伴奏チェロ組曲全曲」です。
本作はは、「チェロの貴公子」と称されたフルニエの気品と音楽性が結晶した名盤です。演奏は終始落ち着きに満ち、さっぱりとした佇まいの中に温かな人間味が感じられます。神経を研ぎ澄ますことを要求する解釈とは対照的に、自然体でバッハの本質に寄り添い、聴き手を穏やかに包み込むのが魅力です。密やかな静けさや、チェロならではのまろやかな美音が生き、迫力を誇示することなく高い格調と気品が一貫して保たれています。ギターの巨匠セゴヴィアから影響を受けたという逸話も頷ける、歌心豊かなフレージングが印象的です。録音はハノーファー、ベートーヴェンザールで行われ、チェロの質感を間近に感じさせる優秀な仕上がりです。収録から半世紀以上を経た今なお、同曲屈指の定盤として揺るがぬ価値を誇る一枚です。
本日ご紹介の盤は1961年にArchiv Produktionから発売されたドイツ盤です。1978年発売盤もジャケ違いで存在しますが、本日ご紹介のオリジナル盤は人気が高く、中古市場の価格は高騰傾向です。
セタガヤレコードセンターでは、ピエール・フルニエ/バッハ 無伴奏チェロ組曲全曲を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥1,000とさせていただいております。
大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤレコードセンターにお声掛けくださいませ。