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ザ・ランチャーズ / フリー・アソシエイション

ランチャーズのレコードジャケット

ザ・ランチャーズ / フリー・アソシエイション

TP-7282 帯付/赤盤/ポートレート付/見開き

買取価格10,000円

ジャンル: JAPANESE

子ジャンル: GS/ニューロック

※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。

作品紹介

もともとは加山雄三のバック・バンドとして62年に結成されましたが、二度のメンバーチェンジを経たのちにバンドとして独立した形になってからのデビュー・アルバム『フリー・アソシエイション』は、1968年12月に東芝音工より発売されました。一般的にはその出自のせいかエレキ・サウンドやカレッジ・フォーク調の湘南系グループ・サウンズ(ワイルド・ワンズのような)だと思われがちですし、本作にも収録されているデビュー・シングル”真冬の帰り道”などはたしかにそんな路線です。しかし彼らの本領は同時代の中~後期ビートルズの影響を消化した先進的なサウンドにこそ発揮されていたのです。そうした誤解のせいか商業的な成功は収められないまま71年に解散してしまうのですが、後年になってその音楽的価値が見直されるにつれて中古市場でも高額化の一途をたどっていったのでした。

驚くべきことに全ての作曲を担当しているのは当時19歳のメンバー、喜多嶋修。彼は次作にしてラスト・アルバム『OASY王国』(69年)でも全作曲を手掛け、より実験性の強いサウンドを披露しています。解散後には名エンジニアの吉野金次と組んだジャスティン・ヒースクリフ名義で、ビートルズのスタジオ・ワークを完全に自家薬籠中のものとした『JUSTIN HEATHCLIFF』(71年)を発表。こちらのオリジナル盤も状態によってはザ・ランチャーズ以上の高額買取が期待できるレアな代物です。またアイランド・レコード傘下より世界的にリリースされたソロ・デビュー・アルバム『弁財天』(76年)は、和楽器を大胆に取り入れたサイケデリックなクロスオーバー/プログレとして海外でも人気の一枚で、2018年にはアナログ再発までされた逸品。こちらもオリジナル盤はプレミア化しています。 天才・喜多嶋修のあまりにも先を行き過ぎた才能に、ようやく時代が追いついたと言えるのかもしれません。

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