CP-7114/半掛帯/ペラジャケ/赤盤
買取価格150,000円
ジャンル: ロック
子ジャンル: ロック-60〜70年代(国内盤)
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
こちらの東芝音工盤はペラジャケの赤盤ですが、何よりも重要なのは半掛帯の有無でしょう。ごく一時期しか採用されていなかったこの帯が付属していることが高額査定の必須条件となります。 ビーチ・ボーイズのカタログ中でも半掛帯を使用していたのは本作だけのため、ファン垂涎のコレクターズ・アイテムといえるでしょう。
ちなみにUSオリジナル盤のタイトルはご存じの通り『Shut Down Vol.2』ですが、日本盤では”Vol.2″”が外されてしまっています。また楽曲も、オリジナル盤の”Why Do Fools Fall In Love””が、『Surfer Girl』にも収録されていた既存曲”Hawaii””に差し替えられています。
5thアルバムにあたる1964年作。初期のビーチ・ボーイズ(というかブライアン・ウィルソン)は驚異的なほどハイペースでの楽曲制作をキャピトルから強要されていたため、正直なところこの頃のアルバムはやや玉石混交ぎみな内容であることは否めないのですが、それでも本作は「玉」が眩いほど輝いているという意味で重要な作品です。
まずはブライアン自身も代表曲の一つとして挙げる、ビーチ・ボーイズ流ロックンロールの完成形””Fun, Fun, Fun””。そして敬愛するフィル・スペクターのサウンドを完全消化どころか凌駕してしまった大名曲””Don’t Worry Baby””。冒頭に並ぶこの超強力なワンツー・パンチだけでもK.O.必至ですが、後の『Pet Sounds』にも繋がるような内省的で美しいバラード”The Warmth Of The Sun””と、山下達郎も彼らのフェイバリット・ナンバーの1つに挙げていたロマンチックなバラード”Keep An Eye On Summer””も忘れてはならない佳品でしょう。