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ワンダ・ウィルコミルスカ / 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 パルティータ第2番

ワンダ・ウィルコミルスカ / 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 パルティータ第2番

米CONNOISSEUR SOCIETY/黒銀文字ラベル/ステレオ 品番CS-2040

買取価格10,000円

ジャンル: クラシック

子ジャンル: クラシック-器楽

※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。

作品紹介

お世話になります。セタガヤレコードセンター、買取担当です。

さて、本日も最近買取させていただいたレコードの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。

・アーティスト / ワンダ・ウィルコミルスカ
・タイトル / 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 パルティータ第2番
・型番 / 米CONNOISSEUR SOCIETY/黒銀文字ラベル/ステレオ 品番CS-2040
■参考買取価格 / ¥10,000

ワンダ・ウィルコミルスカ(Wanda Wiłkomirska, 1929–2018)は、ポーランドを代表する名ヴァイオリニストで、20世紀後半の欧州音楽界に大きな影響を与えた存在です。幼少期から才能を示し、ワルシャワ音楽院で学んだのち、エリザベート王妃国際コンクールなどで受賞して国際的に注目されました。情熱的でありながら繊細な音色、強い個性と深い音楽性を備えた演奏で知られ、とくにシマノフスキやラトスワフスキといったポーランド作品の解釈で高い評価を得ました。多くの作曲家が彼女に献呈作品を残し、現代音楽の重要な推進者としても活躍しました。
また教育者としても優れ、亡命後はオーストラリアやアメリカで教え、多くの後進を育てました。録音も数多く残され、その表現力豊かな演奏は今も支持されています。国際的なキャリアと自国音楽への深い愛情を両立させた、稀有なヴァイオリニストとして知られています。

本日ご紹介のレコードは「ワンダ・ウィルコミルスカ / 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 パルティータ第2番」です。

本作は、ポーランド屈指の名ヴァイオリニストがバッハへ捧げた渾身の一枚です。高度な技巧を誇りながらも決してひけらかすことなく、作品の精神性と構造美を誠実に掘り下げる姿勢が印象的です。澄み切った音色はくぐもりがなく、自然な流れの中に深い集中と祈りの気配を漂わせます。ソナタ第1番では厳格な書法を明晰に示しつつ、静かな緊張感の奥に豊かな内面をにじませます。パルティータ第2番の《シャコンヌ》では、過度な感情表現を排し、落ち着いた歩みで精神世界へと導く解釈が聴き手を魅了します。装飾をそぎ落としたオーソドックスなアプローチながら、音楽そのものが語りかけてくるような品格ある演奏で、梅雨の雨に心が洗われるような静かな感動が広がります。バッハの無伴奏をじっくり味わいたい方に強くおすすめできる名盤です。

本日ご紹介の盤は1972年にConnoisseur Societyから発売されたUS盤です。
CDでのリイシューはありますが、LPはなく中古市場の価格は高騰傾向です。

セタガヤレコードセンターでは、ワンダ・ウィルコミルスカ / 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 パルティータ第2番を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥10,000とさせていただいております。

大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤレコードセンターにお声掛けくださいませ。

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