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優秀録音の世界 – 第6回 シャルラン

オーディオ愛好家、とりわけリファレンス・ディスクにLPを選択される方を虜にし続ける優秀録音盤。 弊社の買取で入荷したクラシックLPを中心としたタイトル、そして長岡鉄男氏推薦盤やTASリスト掲載のLPレコードをご紹介して参ります。

レーベル:仏CHARLIN

今回は趣向を変えて、優秀録音レーベルCHARLINのご紹介となります。
日本でもTRIO社から直輸入、または再販という形で販売されていました。

フランスのCHARLINというレーベルは、天才エンジニアであるアンドレ・シャルランにより設立されたマイナー・レーベル。
生涯シャルランが拘り続けたワンポイント録音。エコー等の装飾や周波数特性に手を付けず、可能な限り原音に近い状態でプレスされた優秀録音の数々で知られ、更にマイナーな演奏家の録音を売り物にしていたということで、ファンも多いレーベルです。
ですが、残念ながら70年代中盤に事業が頓挫。税金滞納の末にフランス役人からマスターテープも国から押収され、無価値なゴミとして破棄されてしまいました。
シャルランの死の直前である1980年前半頃には版権を取り戻すことができたそうで、その後90年代中頃までは国内代理店も存在したようでCDで販売されていました(サブマスターか盤起こしからの録音で、音質的にはなかなか厳しい物であったそうですが。。。)

写真はティッサン=ヴァランタンによるフォーレのエレジー。20世紀前半の女流ピアニストであり教育者でもあるマルグリット・ロンに師事し、アンドレ・シャルランからも大絶賛を受けております。

シャルラン・レーベルのカタログは声楽からピアノ、オルガン作品まで幅広くありますが、マイナーなアーティストや、マイナー録音が中心のため相場的にはタイトルによって正直マチマチです。
ティッサン=ヴァランタンによるフォーレの夜想曲集(SLC42-3)、フランスの新古典主義作曲家であるジャン・フランセ自作、レーヴェングート四重奏団参加の弦楽四重奏曲他(CCPE1)等が希少作品として人気となっております。