GW-4012 赤白帯付/ライナー付
買取価格7,000円
ジャンル: JAPANESE
子ジャンル: ニューミュージック/シティポップ
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
1975年にリリースされたオリジナル盤は、赤白(白地に赤文字)帯とライナーが付属していることが高額査定の条件。
80年に同じ品番で再プレスされていますが、こちらはデザインが異なる赤地の帯なので注意が必要です。ちなみに84年のリイシュー盤は緑色のかぶせ帯、95年のVIVID SOUND盤では赤黒帯が付いていました。パナム/クラウン時代のソロ2作(もう一枚は『泰安洋行』)の価格が高騰しているのは、95年以降にレコードで再発されていないことも一因ではないだろうかと思います。
細野晴臣のオリエンタル志向が初めて表出したソロ2作目で、ティン・パン・アレーを中心に、久保田麻琴や吉田美奈子、大貫妙子、さらにレーベルメイトの南こうせつまでコーラスで参加。A面では、マーティン・デニーの珍奇なエキゾチック・サウンドや、ヴァン・ダイク・パークスがカリプソに接近したアルバム『Discover America』からの影響を受けつつも、そこに日本人の視点で醤油をちょろっと垂らしたような独自のエキゾ音楽「ソイ・ソース・ミュージック」を実践。それまでの日本の音楽界でこうしたサウンドは絶無だったため戸惑ったファンも多かったようですが、この試みが後のYMO結成~世界的成功への大きな布石となったことは間違いないでしょう。一方B面は前作『HOSONO HOUSE』の流れを継いだ緩やかなフォーキー路線で、93年の『Medicine Compilation』でセルフ・カバーする“ハニー・ムーン”や、西岡恭蔵も歌った佳曲“三時の子守唄”も収録。
なお本作からは“絹街道”と“Honey Moon”のカップリングと、“北京ダック”(B面は『泰安洋行』に収録される“Black Peanuts”)がシングル化されていますが、後者はアルバムとはバージョンが違うのがコレクター泣かせ。当然ながら、どちらのシングルも中古市場では高値で取り引きされています。