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Barbara Lea (vocal),
Johnny Windhurst (trumpet),
Dick Cary (alto saxophone, piano),
Richard Lowman (piano),
Al Casamenti (guitar),
Al Hall (bass),
Osie Johnson (drums)
デトロイトの音楽一家に生まれたBarbara Leaは、デトロイトの小さなダンス・バンドで活動した後、奨学金を得てボストン近郊のウェルズリー大学に通い、音楽理論を専攻しました。ボストンは1940年代後半から1950年代初頭にかけてジャズ・シーンが構成されており、BarbaraはMarian McPartland, Bobby Hackett, Vic Dickenson等と歌う機会を得ることができました。彼女のプロとしてのキャリアは卒業と同時に始まりました。1955年にRiversideからリリースされた『A Woman In Love』(RLP 2518)、そして翌年のPrestigeからの『Barbara Lea With The Johnny Windhurst Quintets』(PRLP 7065)は、批評家から高い評価を受け、ダウンビート国際批評家投票で1956年の最優秀新人歌手に選ばれました。彼女は舞台での存在感を高めるために演技を学ぶと、次第に本格的に演劇の世界へ移りました。1970年代中ごろに、再びシンガーの活動を再開しました。
彼女の活動前期は、Riversideから10インチを1枚、Prestigeから12インチLPを2枚の計3枚のアルバムを2年の間にリリースしたにとどまりました。この3枚には全てトランぺッターのJohnny Windhurstがバックに参加しています。その中で本作はJohnny Windhurstがリーダーを務める幾つかの編成のクインテット、一部カルテットがバックを務めました。強いクセのない透明感のある歌声でスタンダードをミッド中心で取り上げ、ギター・メインのバックも多く、軽やかな印象。Nina SimoneやLorez Alexandriaでお馴染みの「Baltimore Oriole」ではブルージーに。
<初版オリジナル判別ポイント>
○レコード
・黄NYCラベル
・RVG刻印
・深溝
○ジャケット
・コート
Prestigeの初版オリジナルに限らず、後発盤でも精査ご査定の上、高価買取させていただいております。
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