OP-8616/帯補充票付/赤盤/ペラジャケ
買取価格20,000円
ジャンル: ロック
子ジャンル: ロック-60〜70年代(国内盤)
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
ヤードバーズを脱退したジェフ・ベックによる初のリーダー・アルバム。日本盤は英米でのリリースの翌年にあたる1969年に発売されました。東芝音工ならではの赤盤かつペラジャケという仕様ですが、高額買取に欠かせないのは帯と補充票が付属されていることです。
帯にはなんともカッコいいフォントで『驚異のブルース・ギター ジェフ・ベック登場』と書かれていますが、これが邦題ということでしょう。ちなみに国内盤は73年と82年にもリイシューされているのですが、そちらの帯では原題の『トゥルース』になっており、アーティスト名も「ジェフ・ベック・グループ」と表記されています。
ロッド・スチュワート、ロン・ウッド、ミック・ウォーラー、そしてゲスト参加ながらのちに正式メンバーとなるニッキー・ホプキンスという、いま振り返ると豪華すぎる面子が顔を揃えた第1期ジェフ・ベック・グループ。とりわけ、ヤードバーズのキース・レルフよりも格段に優る表現力を持ったシンガーであるロッドの存在が、ベックにとって非常に大きな刺激となったようです。本作で打ち出された、お互いが凄い技量を持ったヴォーカリストとギタリストの掛け合いという図式は、レッド・ツェッペリンのバンド・コンセプトにも影響を与えたといわれています。また、ここで展開されているサウンドはブルースを根底に持ちつつも、そこから逸脱した、より大音量で自由奔放なカタルシスを有した音楽=ハード・ロックの原型であることも間違いないでしょう。
なお“Beck’s Bolero””は前年にシングルB面で先行リリースされた別セッションですが、作曲者のジミー・ペイジがサイド・ギター、ジョン・ポール・ジョーンズ&キース・ムーンがリズム隊という、これまたとんでもないメンバーによって録音されています。