BP-80094/帯補充票付/見開き/ライナー付
買取価格25,000円
ジャンル: ロック
子ジャンル: ロック-60〜70年代(国内盤)
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
第2期ディープ・パープルの幕開けを飾る『イン・ロック』ですが、日本盤の発売は英米と同じ1970年。
本国のUKオリジナル盤は思いのほか安価で入手できますが、日本の初回盤で帯とその裏の補充票、ライナーが揃っていれば高額査定が期待できます。
じつはこのアルバム、日本初版のみ東芝音工から発売されたため、赤盤もごく少量ながら製造されています。ただしそれはプロモ盤(見本盤)のみで、市販盤には通常の黒盤しか存在しません。ゆえにそうそうお目にかかれる代物ではありませんが、もし前記のような完品でなおかつプロモ赤盤をお持ちでしたら、さらなる査定額のアップも大いにあり得ます。
ロック史に燦然と輝く名ライブ盤『ライブ・イン・ジャパン』が残されていることからもわかるように、ディープ・パープルは日本での人気が非常に高いバンドです。そのため『イン・ロック』のレコードも数年に一度のペースでリイシューや再プレスを繰り返しています。その中でもこの初回盤とともに市場人気が高いのが、国内の版権が東芝音工からワーナーブラザーズ・パイオニアに移った71年に発売された「ROCK AGE帯(花帯)」付きですので、そちらもぜひ心に留めておいてください。
ヴォーカルにイアン・ギラン、ベースにロジャー・グローヴァーを迎えた新生パープルは、リッチー・ブラックモアの強い意向によって元来のサイケ/アート・ロック路線からハード・ロックへと大きく舵を取りましたが、それを堂々と宣言した本作はまさに徹頭徹尾ハード&ヘヴィなサウンドに彩られています。アルバム全体の完成度という点では代表作ともいうべき72年作『マシン・ヘッド』に劣るかもしれませんが、粗削りながらも異様なほどのテンションの高さとつんのめらんばかりの勢いを感じられる本作のほうが、ハード・ロックとしての機能は上ではないでしょうか。
リトル・リチャードのスピリットを受け継いだかのような疾走ナンバー””Speed King””や、壮大で哲学的ともいえる名曲””Child In Time””が有名ですが、””Bloodsucker””や””Living Wreck””など印象的なリフを持つ佳曲も見逃せないでしょう。