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ヴィルヘルム・バックハウス / モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番他

ヴィルヘルム・バックハウス / モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番他

英DECCA/SXL 2214/ステレオ/ED1ラベル(ラベル左上に”ORIGINAL RECORDING BY~”記載)

買取価格10,000円

ジャンル: クラシック

子ジャンル: クラシック-協奏曲

※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。

作品紹介

お世話になります。セタガヤレコードセンター、買取担当です。

さて、本日も最近買取させていただいたレコードの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。

・アーティスト / ヴィルヘルム・バックハウス
・タイトル / モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番他
・型番 / 英DECCA/SXL 2214/ステレオ/ED1ラベル(ラベル左上に”ORIGINAL RECORDING BY~”記載)
■参考買取価格 / ¥10,000

ヴィルヘルム・バックハウス(Wilhelm Backhaus, 1884年3月26日 – 1969年7月5日)は、ドイツ出身の名ピアニストであり、20世紀を代表するクラシック音楽の巨匠の一人です。特にベートーヴェンとブラームスの演奏において高く評価され、力強さと精緻さを兼ね備えた演奏スタイルで知られています。
若くして音楽の才能を認められ、ライプツィヒ音楽院で学んだのち、ヨーロッパ各地で演奏活動を展開。1905年にはロンドンで開催されたアントン・ルビンシテイン国際ピアノ・コンクールで優勝し、国際的な名声を獲得しました。とりわけ晩年の演奏は、技術だけでなく精神性の深さが際立っており、多くのリスナーに感動を与えました。
録音にも積極的で、初期のSP録音からステレオ時代に至るまで数多くの名演を残しており、とりわけベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲や協奏曲の録音は今なお高い評価を受けています。晩年はスイスに居を構えながら、80歳を超えても演奏活動を続け、その円熟の境地を世界に示しました。
バックハウスは、技巧と精神性を兼ね備えた「ドイツ正統派」の象徴ともいえる存在であり、今日に至るまでクラシック・ピアノ演奏の模範として多くの演奏家に影響を与え続けています。

本日ご紹介のレコードは「ヴィルヘルム・バックハウス / モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番他」です。

あらゆる賛辞を受けたバックハウスによるモーツァルトのピアノ協奏曲第27番。その中でも特に第二楽章の透き通るような美しさには、誰しもが心を奪われることでしょう。過度なロマンティシズムを排しながらも、品格のある透明な音の世界が広がり、モーツァルトならではの澄んだ情感が鮮やかに描かれています。 ベートーヴェンを得意としていたバックハウスですが、この「白鳥の歌」とも称されるモーツァルト最後のピアノ協奏曲においては、彼独自の清潔で明るく、澄み切った心境を見事に表現しています。淡々としながらも深い感情を湛えたピアノの音色は、まさにこの曲にふさわしいものでしょう。 そして、ベーム指揮ウィーン・フィルによるサポートも実に見事です。悠々とした冒頭から始まり、どこか現実離れした静けさへと聴き手を導いてくれます。第二楽章では、長調でありながらも不思議と寂しさが漂い、特に第38小節以降の第一ヴァイオリンが天上からの響きのように神々しく響く瞬間は圧巻です。 終楽章はやや明るさを取り戻しますが、前二楽章の余韻を完全には払拭できず、静かでしみじみとした印象を残します。全体を通して、バックハウスとベーム、ウィーン・フィルの三者が織りなすこの演奏は、気品と孤高の美を湛えた名演として、今もなお高く評価されるべき一枚です。

本日ご紹介の盤は1960年にDeccaから発売されたUK盤LPです。オリジナルは1956年発売のDecca – LXT 5123と言えますが、本作は同時期に発売された同品番のスペイン盤と共に初のステレオ盤で、大変希少なため入手するのは大変難しく中古市場の価格は高騰しています

セタガヤレコードセンターでは、ヴィルヘルム・バックハウス / モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番他を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥10,000とさせていただいております。

大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤレコードセンターにお声掛けくださいませ。

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