お世話になります。セタガヤレコードセンター、買取担当です。
さて、本日も最近買取させていただいたレコードの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。
・アーティスト / レジス・パスキエ
・タイトル / バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲
・型番 / 仏HARMONIA MUNDI/3LP 品番HM1085/87
■参考買取価格 / ¥15,000
レジス・パスキエ(Régis Pasquier、1945年10月12日生まれ)は、フランスを代表するヴァイオリニストです。フォンテーヌブロー出身の音楽一家の出身で、兄弟や叔父も著名な奏者として活躍していました。
12歳でパリ国立音楽院ヴァイオリンと室内楽科を一等賞で卒業、14歳でニューヨークにてリサイタル・デビュー。巨匠ジノ・フランチェスカッティに師事し、バッハの二重協奏曲を共演・録音するほど早くから世界的評価を獲得しました。
1977年から1986年にはフランス国立管弦楽団の首席ヴァイオリンを務め、1985年から2011年まで母校パリ国立音楽院で教授として後進の育成にも尽力しました。
レコーディングやコンサート活動も精力的で、パガニーニの「24のカプリース」やモーツァルト、ベートーヴェン、ラヴェル、チャイコフスキーなど幅広いレパートリーを世界中で披露。また、トリオ・パスキエのメンバーとしても室内楽界で高く評価されています
優雅で豊かな音色と深い音楽性を兼ね備えた演奏は、「油の乗った名匠」として日本でも高い評価を受けています
本日ご紹介のレコードは「レジス・パスキエ / バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲」です。
豊かな音楽的対話が高く舞い上がるように展開され、端正でありながらも微細な揺らぎを巧みに織り交ぜた演奏は、過去の録音をはるかに上回る説得力と深い感動をもたらしてくれます。格調高い演奏として、まさに究極ともいえるほど素晴らしい内容です。
美しい音色は、バッハの作品に違和感を与えるどころか、むしろその魅力を引き立てる役割を果たしています。特に第2楽章の「祈り」を込めたような楽章では、すすり泣くような音色が心に響き、大きな感動を呼び起こします。
本日ご紹介の盤は1982年にHarmonia Mundi からリリースしたフランス盤です。
再発盤もなく大変希少なため中古市場の価格は高騰傾向です。
セタガヤレコードセンターでは、レジス・パスキエ / バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥15,000とさせていただいております。
大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤレコードセンターにお声掛けくださいませ。