細野晴臣 / Hosono House

OFL-10 ブックレット付/オリジナルスリーブ付/定価2,000円

買取価格12,000円

ジャンル： JAPANESE

子ジャンル：ニューミュージック／シティポップ

※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。

作品紹介

近年、アメリカのLight In The Atticからアナログ再発されたことも話題になりましたが、人気作ゆえ過去にも何度かレコードでリイシューされています。オリジナル盤にはもともと帯がないものの、米国キャピトル・レーベルの古いSP内袋を模した茶色っぽいインナー・スリーブが特徴的。同品番ながら定価が2,300円に改定されたセカンド・プレスでは、スリーブの色が白くなり材質も違います。また、小冊子のような体裁の８ページ・ブックレットの有無でも買取金額が大きく異なります。

本作は、はっぴいえんどのラスト・アルバム『HAPPY END』の発売からわずか3か月後、73年5月にリリースされた記念すべき最初のソロ・アルバムで、シンガーソングライターとしての細野晴臣の魅力がぎゅっと詰まった一枚。

“パーティー”の作詞をのぞく全ての作詞・作曲・アレンジを本人が手掛けていることもあり、長いキャリアの中でももっとも等身大のパーソナルを感じさせてくれるアルバムであるのに加えて、当時住んでいた狭山の自宅に録音機材を持ち込んでレコーディングしているため、文字通りアット・ホームで和んだ雰囲気に全編が包まれているのも『HOSONO HOUSE』ならではの特色でしょう。

キャラメル・ママ（細野、鈴木茂、松任谷正隆、林立夫）としての初めての仕事も本作ですが、そうとは思えないほどの抜群のコンビネーションが織りなすたおやかなグルーヴには驚くばかり。そして、穏やかなアメリカン・フレイヴァー漂うサウンドの気持ちよさもさることながら、朴訥でどこかとぼけたような若き細野氏のヴォーカルが（決して美声ではないのに）何よりもたまらなく味わい深いのです。