お世話になります。セタガヤレコードセンター、買取担当です。
さて、本日も最近買取させていただいたレコードの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。
・アーティスト / レーヌ・フラショー
・タイトル / バッハ / 無伴奏チェロ組曲全曲
・型番 / 仏BOURG/私家盤 品番BG-3007~9
■参考買取価格 / ¥25,000
レーヌ・フラショー(Reine Flachot, 1922–1998)は、フランスを代表する名チェリストで、20世紀後半のフランス音楽界に大きな足跡を残した演奏家です。パリ音楽院で学び、若くして頭角を現しました。端正で気品ある音色と、フランス的洗練を感じさせる明晰な解釈を特徴とし、バッハから近代フランス作品まで幅広いレパートリーで高く評価されました。ソリストとしてだけでなく室内楽奏者としても優れ、イヴ・ナットらとの共演でも知られています。また教育者としても重要な存在で、パリ音楽院で後進の指導にあたり、多くの優れたチェリストを育てました。知性と音楽性を兼ね備えた名手として、今なお再評価が進んでいます。
本日ご紹介のレコードは「レーヌ・フラショー / バッハ / 無伴奏チェロ組曲全曲」です。
本作は、チェリストにとって究極の試金石といわれる本作において、歴史的価値と個性が際立つ名演です。アルゼンチン生まれのレーヌ・フラショー(1922–1998)は、女性チェリストとして3人目に全曲録音を成し遂げた先駆者であり、その功績は特筆に値します。フランス伝統の奏法に基づく透明で明るい音色、洗練された表現が特徴で、比較的速めのテンポと引き締まったリズムにより、舞曲としての軽快さと明晰なアーティキュレーションが際立っています。第1組曲冒頭の疾走感には驚かされますが、低音の響かせ方や和声感は確かで、次第に自然と説得力を増していきます。第3組曲の躍動感、第6組曲の明朗なエネルギーも魅力的で、重厚・瞑想的な解釈とは一線を画す、音楽そのものを深く掘り下げた名演といえるでしょう。1981年1月録音のステレオ全集で、3枚組LPボックスとして制作され、多言語解説も付属しています。カザルス盤との聴き比べによって、その独自性はいっそう鮮明になります。
本日ご紹介の盤は1981年にBourg Recordsから発売されたフランス盤です。Alternance盤 – CALT 3001も存在しますが、本日ご紹介のオリジナル盤は人気が高く、中古市場の価格は高騰傾向です。
セタガヤレコードセンターでは、レーヌ・フラショー / バッハ / 無伴奏チェロ組曲全曲を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥25,000とさせていただいております。
大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤレコードセンターにお声掛けくださいませ。