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バッファロー・スプリングフィールド / ベスト・オブ・バッファロー・スプリングフィールド

バッファロー・スプリングフィールドのレコード

バッファロー・スプリングフィールド / ベスト・オブ・バッファロー・スプリングフィールド

SMT 1072/グラモフォン/帯補充票付/見開き

買取価格50,000円

ジャンル: ロック

子ジャンル: ロック-60〜70年代(国内盤)

※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。

作品紹介

 バッファロー・スプリングフィールド(Buffalo Springfield)の中核メンバーであるスティーヴン・スティルスニール・ヤング、リッチー・フューレイの三人は、このバンドを経てのちにそれぞれ独立した音楽家として名を成して行く人たちですが、三人共にこの時点では未だ磨かれていない原石という感じでした。その原石が、バンドの中のぶつかり合いと融和の中で、表面を覆っていた邪魔な石ころがどんどん弾け飛んで原石の中からキラキラした輝きを持つダイアモンドの光のような輝きが、時折きらきら輝いているのを目撃出来るのが、このバッファロー・スプリングフィールドの音楽の最大の魅力ではないでしょうか。
ブルース、R&B、フォーク、そしてカントリー、そして微かにそれ以外の要素も含まれてるこのバンドの音楽は、最初から角が取れてて円やかなポップスや、ピースフルでフラワーでハッピーなロックとは全く異質のものでした。

 スティルスがL.A.で体験した社会運動(戦争に抗議する集会に対する警察の弾圧)を目撃し、それにインスパイアされ書き上げた「フォー・ホワット・イッツ・ワース」がヒットして、このバンドは飛躍のチャンスを得て行きます。
しかし、それがまるで合図でもあったようにバンド内のメンバーの確執も頻発(それは、主力の三人以外のメンバーの嫉妬~俺だって歌えるし、もっと演奏面で目立ちたいというような類のもの)していき、最後はバンドとしての形態自体が壊れてしまい、レコード会社との契約条件を満たす為に、メンバー個々ばらばらに作った楽曲だけでアルバムを制作するなどして僅か2年余りでこのバンドは解散してしまいました。

 本作はバンド解散後レコード会社が編集しリリースされたものですが、メンバーの意志は込められていない分、このバンドがいかに素晴らしいダイアモンドの原石の集まりだったのかを雄弁に語ってくれる、バランスのいい選曲になっている気もします。どの曲からも、自分の歌を歌いたい!そして自分の音楽を創り上げたい!という強い気持ちが伝わってくるような、そんな作品となっています。

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