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トム・ウェイツ / S.T

トム・ウェイツのレコード

トム・ウェイツ / S.T

IAP-80856/東芝プレス/帯補充票付/ライナー付

買取価格30,000円

ジャンル: ロック

子ジャンル: ロック-60〜70年代(国内盤)

※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。

作品紹介

 デヴィッド・ゲフィンにより1971年に設立された<アサイラム>から、1973年に本作でアルバム・デヴューを果たしたトム・ウェイツ(Tom Waits)。この時点では日本ではまだ無名であったはずですが、イーグルス(Eagles)やジャクソン・ブラウン(Jackson Brown)など、同レーベルからの新人が少し前にデビューして日本でも話題になっていため、その流れに乗ってかタイムラグなく日本盤LPも発売されました。白いラベルにアサイラムの象徴の青空に扉のデザインが映えるデザインは初回盤だけとなっています。
76年には新たな配給先となったワーナーから丁寧な仕上げで二度目のLPが登場していますが、ラベルは全体が青空のものに変更されています。

 本作におけるウェイツの歌声は後年のだみ声の猥雑さを感じさせるものではなく、瑞々しく若さを感じさせるものとなっています。それがかえって彼の音楽が持っている深い叙情性や情感が滲み出させる効果となり、胸に染みるようなナンバーが数多く収録されており、またイーグルスがカヴァーした「オール’55」の本人バージョン収録も人気の一因かと思います。

 ちなみに、トム・ウェイツは80年代に入るとアサイラムとの契約を終えて、カリフォルニアからニュー・ヨークに向かいました。そこでは音楽家だけでなく役者としても活動を始め、近年も映画への出演を続けています。

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