FOX-7003/帯補充票付/ライナー付/見開き/テクスチャージャケット
買取価格40,000円
ジャンル: ロック
子ジャンル: ロック-60〜70年代(国内盤)
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
マイク・ハリソンとゲイリー・ライトという2人のキーボード奏者がイニシアティブを取っていた、異色にしていぶし銀のブリティッシュ・ロック・バンド、スプーキー・トゥースのデビュー・アルバム『It’s All About』は68年にリリースされました。日本でも同年に『スプーキー・トゥースの世界』という邦題でフォンタナの「アート・ロック・シリーズ」の一環として発売されています。こちらの高額買取は、帯と補充票、ライナーが付属した完品であることが必須条件になります。
本盤が中古市場で人気が高いことの一因は、テクスチャー加工を施された特殊ジャケットであることと、『スプーキー・トゥースの世界』というタイトルにあるのかもしれません。というのも71年にA&MからリイシューされたUS盤は、タイトルを『Tobbaco Road』に変えられたうえに、ジャケットも妙にシュールなパイプの絵(題名に掛けた?)になっています。さらにボブ・ディランのカバー曲”Too Much Of Nothing””が、ザ・バンドの”The Weight””に差し替えられているのも面白いところ(でもこの”The Weight””のカバーがまた中々良いのです)。翌年には日本でも再発されていますが、ジャケや内容はオリジナルのままだったものの、タイトルはUS盤と同じく『タバコ・ロード』に変更しています。日本では75年にも再発されているのですが、このときのタイトルは『イッツ・オール・アバウト』なので、アナログの国内盤は3枚とも邦題が異なっているということになります。
なおスプーキー・トゥースは後にフォリナーを結成するミック・ジョーンズが在籍していたことでも知られていますが、彼の加入は73年の再結成時なので本作には関わっていません。