ジョルジュ・オーリック,ジャック・フェヴリエ / サテ:管弦楽とピアノ曲集

仏ADES/7.023/24/2LP+7吋付属完品/金円ロゴラベル/ステレオ

買取価格5,000円

ジャンル：クラシック

子ジャンル：クラシック-管弦楽

※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。

作品紹介

お世話になります。セタガヤレコードセンター、買取担当です。

さて、本日も最近買取させていただいたレコードの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。

・アーティスト / シャーンドル・ヴェーグ
・タイトル / モーツァルト:セレナードとディヴェルティメント
・型番 / 独CAPRICCIO/47 411 4/ステレオ/LP末期1990年作
■参考買取価格 / ¥12,000

ジョルジュ・オーリック（Georges Auric, 1899年 – 1983年）は、フランスの作曲家・音楽評論家で、20世紀フランス音楽を代表する存在のひとりです。彼は、エリック・サティの精神を継いだ前衛的な作曲家グループ「フランス六人組（Les Six）」の一員としても知られています。
クラシック音楽だけでなく、映画音楽の分野でも大きな功績を残しており、ジャン・コクトー監督の『美女と野獣』（1946）や『オルフェ』（1950）など、多くの名作映画に音楽を提供しました。オーリックの音楽は、時に機知に富みながらも、詩的で情緒豊か。20世紀初頭のフランス文化と密接に結びつき、文学・美術とのコラボレーションにも積極的でした。
また、後年にはフランス国営放送（ORTF）の音楽監督やSACEM（フランス作曲家・作詞家・音楽出版社協会）の会長も務め、文化行政にも尽力しています。彼の音楽は、気品と遊び心を併せ持つ、独特な魅力にあふれています。

ジャック・フェヴリエ（Jacques Février, 1900年7月26日 – 1979年9月2日）は、フランスのピアニストであり、特に20世紀フランス音楽の名演奏家として知られています。
彼はパリ音楽院で学び、1921年にピアノ部門で一等賞を獲得。その後、モーリス・ラヴェルをはじめとする同時代の作曲家たちと親交を持ち、特にラヴェルのピアノ協奏曲「左手のための協奏曲」の公式な初演奏者として知られています（ラヴェル自身の推薦によるもの）。この作品はもともと戦争で右手を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれましたが、その後フェヴリエがラヴェルの希望で一般演奏用として披露しました。
フェヴリエの演奏スタイルは、フランス音楽特有の透明感と明晰さを兼ね備えたもので、ラヴェルやプーランク、サティなどの作品においてその真価を発揮しました。また、教育者としても優れた実績を持ち、後進の育成にも尽力しています。
洗練されたタッチと詩的な感性を持つフェヴリエの演奏は、現在でもフランス近代音楽の解釈において重要な手がかりとなっています。

本日ご紹介のレコードは「ジョルジュ・オーリック,ジャック・フェヴリエ / サテ:管弦楽とピアノ曲集」です。

『サテ：管弦楽とピアノ曲集』は、フランスの作曲家エリック・サティの代表作を集めた名盤であり、その魅力を多角的に味わえる作品集です。サティは20世紀初頭の音楽界に革新をもたらし、独特のユーモアや簡潔で詩的な作風で広く知られています。本アルバムには、「ジムノペディ」や「グノシエンヌ」など、彼の代表的なピアノ曲が収録されており、静謐で夢想的な音世界を堪能することができます。
本作では、サティ作品に深い敬意を寄せたジョルジュ・オーリックが編曲と指揮を担当。彼は「フランス六人組」の一員としても知られ、サティの繊細な美意識と独特なユーモアを、見事に管弦楽によって引き出しています。さらに、ジャック・フェヴリエのピアノ演奏は明晰で詩情に富み、サティの簡素で洗練された音楽を忠実に表現しています。
ピアノと管弦楽、それぞれの視点からサティの魅力を堪能できる本作は、クラシック初心者から愛好家まで幅広い層におすすめできる一枚です。サティ入門としても理想的であり、フランス近代音楽の奥深さに触れる貴重な体験を与えてくれることでしょう。

本盤は1968年フランスのDisques Adèsから発売されたLPボックスです。発売から半世紀以上経過し、大変希少なため入手するのは大変難しく中古市場の価格は高騰しています

セタガヤレコードセンターでは、ジョルジュ・オーリック,ジャック・フェヴリエ / サテ:管弦楽とピアノ曲集を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥12,000とさせていただいております。

大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤレコードセンターにお声掛けくださいませ。