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リッカルド・ムーティ / ベートーヴェン:交響曲全集

リッカルド・ムーティ / ベートーヴェン:交響曲全集

独EMI/7 49487 1/6LP/デジタル録音/LP末期1986年作

買取価格2,500円

ジャンル: クラシック

子ジャンル: クラシック-交響曲

※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。

作品紹介

お世話になります。セタガヤレコードセンター、買取担当です。

さて、本日も最近買取させていただいたレコードの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。

・アーティスト / リッカルド・ムーティ
・タイトル / ベートーヴェン:交響曲全集
・型番 / 独EMI/7 49487 1/6LP/デジタル録音/LP末期1986年作
■参考買取価格 / ¥2,500

リッカルド・ムーティ(Riccardo Muti, 1941年生まれ)は、イタリア出身の世界的な指揮者で、オペラと交響曲の両分野で極めて高い評価を受けている音楽界の巨匠です。
ナポリに生まれ、ピアノと作曲を学んだのち指揮者として頭角を現し、1970年代にはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、以後、フィラデルフィア管弦楽団やスカラ座、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団など、名門楽団と数々の名演を重ねてきました。
ムーティの指揮は、緻密でありながら情熱的で、特にイタリア・オペラにおける深い解釈と、譜面への忠実さで知られています。とりわけヴェルディ作品における彼の演奏は「決定版」と称されることも多く、真摯な音楽作りへの姿勢から、多くの音楽家や聴衆から深い敬意を集めています。
近年までシカゴ交響楽団の音楽監督を務めるなど、80歳を超えても精力的に活動を続けています。

本日ご紹介のレコードは「リッカルド・ムーティ / ベートーヴェン:交響曲全集」です。
録音は1985年11月2、4、9日にフィラデルフィアのフェアマウント・パーク、メモリアル・ホールで行われ、1988年に発売されました。

音楽において「音量」ではなく「音色」で聴く者を震わせる演奏というのは非常に稀であり、その点においてバーンスタインとウィーン・フィルによるマーラーの交響曲第6番は圧倒的な存在感を放っています。豪壮さと抒情性を行き来するその演奏は、日常的に楽しむためというより、「打ちのめされたい」ときにこそふさわしい一枚です。改めて聴き直してみると、バーンスタインが想像以上に「形」に対して誠実な指揮者であったことに驚かされます。作曲家としての彼の構築力、そしてウィーン・フィルとの切実なやりとりが、この曲の本質、あるいは「真実」に迫る演奏を生み出したのだと感じさせられます。
一方で、ムーティーとフィラデルフィア管弦楽団によるベートーヴェンの全集には、少々落胆させられました。かつてラフマニノフの協奏曲で印象的な共演を聴かせてくれただけに、大きな期待を寄せて購入したのですが、冒頭の第5番から響きにくすみを感じ、音をどれほど大きくしても心に響いてこないという感覚に戸惑いました。録音の問題か、それとも演奏自体に原因があるのか。とはいえ、その演奏にはスタジオ録音ながら熱気があり、バーンスタインのマーラーにも通じる瞬間がありました。日本では「フィラデルフィアだから」とやや低く見られた印象もありますが、実際にはショルティ&シカゴと並ぶ機能性と表現力を備えた名演だといえるでしょう。

本日ご紹介の盤はHis Master’s Voiceから1988年に発売された6LPボックスセットです。
同品番でUSA盤、Worldwide盤などが同時期に発売されていますが、やはり本家とも言えるヨーロッパ盤は人気は圧倒的です。

CDへの移行期で会ったことも重なり、希少なため、入手するのは大変難しく中古市場の価格は高騰しています

セタガヤレコードセンターでは、リッカルド・ムーティ / ベートーヴェン:交響曲全集を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥2,500とさせていただいております。

大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤレコードセンターにお声掛けくださいませ。

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