引越しなどで自宅を整理するタイミングでレコードの扱いに悩んでいらっしゃる方もいるのではないでしょうか。
「レコードは大きくてスペースも取るから手放したいけれど、処分方法が難しそうで困る」と、お困りの方もいるかもしれません。
実はレコードは近年人気に火が付いており、需要が高まっていることから、高値で売れる可能性があります。
そこで、今回はレコードを高く売るためのコツをご紹介します。
ご自宅で処分に困っているレコードをお宝に変えるお手伝いができましたら幸いです。
目次
近年、ストリーミングでの配信やCD形態での販売のみならずレコードで楽曲をリリースするアーティストが増えており、レコードに再度注目が集まってきています。
簡単に音楽を楽しめる時代だからこそ、音楽を聴くまでに手間のかかるレコードに魅力を感じる若年層の方も少なくありません。
また、長きにわたってレコード音楽をたしなんでいる根強いファンの方もいます。
幅広い層の方から人気を集めているレコードの需要は高く、タイトルによっては10万円以上の高値で買取が決まる盤もあります。
今や、レコードは時代遅れの音楽メディアではなく再度その価値が評価されている新しいトレンドとなっています。
聴かなくなったレコードの扱いに困っている方は、是非買取に出すことを検討してみてください。
高く売れるレコードの特徴をまずは大まかにご紹介します。
リリース当時は人気が振るわず発行枚数が少なかったレコードやCD人気に伴い発行枚数が減少した1980年代後半期のレコードは、高く売れる傾向にあります。
元々の生産数が少ないことから市場に出回るレコード枚数も少なくなり、希少価値が付くためです。
場合によっては、あまり聴きなじみのないアーティストのレコードが却って高値で売れることもあります。
限定盤やプレミアがついているレコードも、手に入れにくいレアなものとなっているため高額で買い取られる傾向にあります。
通常版に比べ、限定盤やプレミア付きのレコードは当時のファンが今もなお大切に所有している場合が多く、中古レコード市場に出回ること自体が稀有であるため、市場での価値は一層高まるため、現役のファンからの需要を鑑みて、高値で買い取りをするレコード店は多い傾向があります。
レコード販売当時に付いていた、帯・歌詞カード・楽曲解説などの書類・ジャケットなどの付属品が揃っているものほど状態が優れていると判断され、高値が付く可能性があります。
レコードを保管する中でそういった付属品を紛失や汚損をしてしまいやすいことから、付属品が揃っているレコードは特に貴重であるといえます。
レコードを買い取りに出す際には、付属品を可能な限り揃えた状態で査定に出すと良いでしょう。
付属品の1つである帯についてまとめた記事もございますので、興味のある方はこちらの記事もご覧ください。
当然ですが、状態の良いレコードも高額買取のポイントになります。
状態の良いレコードと判断されるためにはレコードに目立った汚れやキズがなく綺麗な状態を保っている、レコードジャケットにカビやシミがなく清潔である等の条件が挙げられます。
レコードは音楽を聴くだけでなく、ジャケットやレコード盤を鑑賞する楽しみもあります。
どちらの楽しみ方にしても状態の良いレコードの方が人気が高いため、高値を付けてもらいやすい傾向があります。
では、現在でもコレクターやファンからの需要のあるレコードにはどういいた傾向にあるでしょうか。
ここでは、人気のある音楽ジャンルや実際に高価買取されているレコードの一覧を紹介します。
レコードの中古買取で特に人気のある音楽ジャンルは、主に洋楽ロックやジャズ、クラシック、歌謡曲が挙げられます。
洋楽ロックのジャンルはThe BeatlesやQueen、Bon Joviなどの大人気アーティストが多く、今でも高い人気を誇っています。
当時から数多くのレコードがリリースされているため、買取価格はかなり幅がありますが、プレミア付きのレコードや保存状態の優れたレコードも多く存在していて高額買取の可能性があります。
ジャズのレコードジャンルも、CDやストリーミングにはない臨場感から多くのファンが存在します。
中でもアメリカのレーベル・Blue Noteのレコードは、高値で買取をされる傾向があります。
名アーティストや名盤を多く世に放ち、音質やジャケットデザインにもこだわり抜かれたBlue Noteのレコードは、50年以上前に製造が終了されているため希少価値が極めて高いです。
クラシックのレコードジャンルも、レーベルによって人気を集めている点が特徴的です。
流通枚数が多いことから安値で取引をされることが一般的なクラシックレコードですが、優れた音質に定評のあるPhilipsやクラシックの大手であるDGGレーベルから発売されたレコードは比較的高値が付く傾向にあります。
また、クラシックの世界では弦楽器が花形であることから、チェロやバイオリンが主役に据えられた演奏のレコードも高額買取されることが多いです。
歌謡曲のレコードジャンルもコレクターからの需要が強く、人気です。
テレサ=テンや美空ひばりを筆頭に一世を風靡した歌謡曲ですが、市場に多く出回ったレコードは安価な買取価格となる一方、特別版やマイナー盤は高値が付くことがあります。
大ヒット歌手の美品レコードもコレクターの間で人気が高いため、相場よりも高額で売れる可能性があります。
音楽ジャンルに関して興味のある方はこちらの記事もご覧ください。
ここでは、高価買取されているレコードを、セタガヤレコードセンターで公開しているレコード買取リストから一部抜粋してご紹介いたします。
以下の記事では、プレミア付きのレコードを買取参考価格とともにご紹介しています。
レコードを高く売るためのポイントを解説します。
レコードを高値で売るためのコツに、レコード買取専門店で売ることが挙げられます。
レコード買取専門店であれば、需要に関する情報と専門知識を持っているので高く買取ってくれることが多いです。
レコードを売ることは専門店以外でもできますが、知識が不十分な業者に依頼すると、適切な相場や再販ルートを持っていないことが多く安く買取られてしまう可能性があります。
そのため、少しでも高く売りたい場合はレコード専門店に依頼するとよいです。
売りたいレコードの買取相場を事前に確認することも、高額買取に繋げるためのポイントになります。
おおよその買取相場を知っておくことにより、実際の査定額が高価であるのか安価であるかを判断することが可能になるためです。
複数の買取業者に査定依頼をして、査定額を比較することも高額買取を目指す際のポイントです。
買取業者によって得意とする音楽ジャンルや知識量は異なるため、店によって査定金額に開きが生じることがあります。
多少手間はかかりますが査定額が気になる時は、いくつかの店に査定依頼を出して比較してみるのも有効です。
高値で売りたいとお考えの方は、付属品を可能な限り揃えるようにしましょう。
レコード発売当時の状態に近付けることでレコードの市場価値は上がり、高額買取をしてもらえる可能性が上がります。
帯や歌詞カードに汚れや折れ、破れがある場合も、ご自身の判断で廃棄することは避けてください。
多少の汚損があったとしても、付属品があることに価値を見出され高値が付く場合があります。
汚れを落としてから査定に出すことも高額買取してもらうポイントです。埃を被っていると清潔感を損なってしまうため、ジャケットやレコードは事前に柔らかい布で軽く拭くようにしましょう。
ただし、軽く拭って落ちない汚れや盤面のキズについてはそのままにしておきましょう。
ジャケットやレコードの修復作業は非常に難しいため、自力で修復をするとキズや汚れを増やしてしまう可能性が高いです。
自力で落とせる埃や汚れであるか判断が難しい場合には、そのままにして業者にご相談ください。
買取価格が安くなる場合、及び買取ができないレコードの特徴を解説します。
レコードの買取金額が安くなる場合には、以下の要因が考えられます。
・既に同じレコードが市場にたくさん流通している
・現在のコレクターからの人気が無い
・保存状態が良くない
・付属品が揃っていない
市場に多く流通しているレコードは希少価値が小さく、高額買取は難しい傾向にあります。
また、現在のコレクターからの需要がないレコードについても、売れる見込みがない=市場価値が低いと見なされ、安値での買取になることが一般的です。
保存状態が良くないレコードや付属品が揃っていないレコードも、美品に比べると価値が落ちるため高額買取はあまり見込めません。
以下の関連記事も合わせてご覧ください。
レコードの買取ができない場合には、以下の原因が考えられます。
・レコードの汚れ・キズが大きすぎるから
・改造されているから
・あまりにも需要が無いから
汚れやキズが大きい場合、あるいは改造されているものの場合はレコードが正常に作動しない可能性があります。
音楽を楽しむためのツールとしての機能を果たせないレコードは、買取対象外にならざるを得ません。
また、コレクターからの需要がない無名なアーティストの作品についても、需要が無い=市場価値が無いとみなされて買取不可とされる場合があります。
実際にレコードを売る方法は主に4つが考えられます。
それぞれの方法のメリット・デメリットを紹介します。
レコードを売る方法の1つにフリマアプリを利用する方法が挙げられます。
買取業者やリサイクルショップから「買取不可」とされたレコードや安値での買取を提案されたレコードをフリマアプリに出品することで、少しでも高く売れる可能性があります。
ただし、フリマアプリは自分で決めた金額で売ることができますが、必ず売れる訳ではありません。
金額が相場からかけ離れている場合はいつまでたっても売れ残り続けて、レコードを処分することができないままになります。
ます。
フリマアプリに出品しても、基本的には相場より高く売れることは極めて低いです。
また、レコードの写真や商品情報の登録、買取希望者からの質問や相談への対応、買い手が付いた場合の発送作業と、全ての作業を自分でしなくてはなりません。
「思ってたより状態が良くなかった」といったクレームが入り、トラブルに発展する可能性もあります。
出品しても売れない可能性がある点や、自分の手間が増える点は、フリマアプリのデメリットです。
オークションに出品をおこなう方法もあります。
オークションはレコードコレクターがチェックしていることも多く、競り合いによって高値がつく可能性があります。
思いがけない高価取引が見込める点はオークションのメリットだといえるでしょう。
ただし、買取業者に査定を依頼して安かったレコードをオークションに出品しても、基本的には高く売れません。
オークションにはレコード知識の深い方が多く参加していて、相場からかけ離れた金額で売れることはあまりありません。
また、そもそも買取業者も有名なオークションでの買取価格を調べたうえで査定をおこなっていますので、提示された金額が相場に近いことが多いです。
リサイクルショップに売る方法もあります。
リサイクルショップでは家具や家電、書籍や衣服など、さまざまな物を取り扱っているため、引っ越し等の都合により他にも手放したいものがある際には、一括で買取を依頼することができます。
効率的に買取作業を進められる点はリサイクルショップの強みだといえるでしょう。
ただし、リサイクルショップの店員は専門店のプロとは違い、レコードに対する知識にはあまり期待ができません。
適正な価格での買取が難しい点はリサイクルショップに買取を依頼する際のデメリットだといえます。
また、適正な価格買取が困難だからと買取を断られてしまうケースもあります。
買取業者に売ることも1つの選択肢です。
ブックオフやゲオなどの大手買取業者は全国展開をしているため、お住まいの地域を問わず利用しやすいメリットがあります。
また、知名度も高いことから安心して利用することができるでしょう。
ただし、ブックオフやゲオはレコードだけでなくゲームやCD、DVDなど幅広いジャンルの物を取り扱っているため、専門店のプロほどレコードに対する知識は深くない可能性があります。
そのため、買取ってもらえても相場より安く買取られてしまう場合があります。
レコード買取専門店に売ることもレコード買取の有効な選択肢です。
レコード買取専門店はまさしくレコードに特化した買取業者であるため、レコードに関する知識が豊富にあります。
市場価値や需要を加味して査定をしてくれるため、安心して買取を依頼することができるでしょう。
レコード専門店は都市圏に集中していることが多いことから、お住まいの地域にレコード専門店が見つからないとお困りの方もいらっしゃるかもしれませんが、宅配買取や出張買取等のサービスを展開してる専門店があります。
セタガヤレコードセンターでは日本全国でレコード買取をおこなっておりますので、買取をお考えの方は是非ご相談ください。
レコード買取については、以下の記事もご覧ください。
レコードの高額買取を希望の方は、セタガヤレコードセンターのご利用をご検討ください。
セタガヤレコードセンターは査定歴30年のレコード買取専門店で、年間買取枚数は100万枚以上、ご利用者様から高いご評価をいただいております。
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