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ザ・ローリング・ストーンズ / これがリヴァプール・サウンドの決定盤

ローリング・ストーンズのレコード

ザ・ローリング・ストーンズ / これがリヴァプール・サウンドの決定盤

MH-190/帯/ライナー付/ペラジャケ

買取価格80,000円

ジャンル: ロック

子ジャンル: ロック-60〜70年代(国内盤)

※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。

作品紹介

 ブルース・カヴァーは彼らがイギリスにおける開祖ではない。もっと達者な先輩がたくさんいて、ジャズのエッセンスなども巧みにブレンドして高度な音楽性を持ったグループも先にいた。そんなストーンズが人気面で抜きん出たのはやっぱりその容姿が飛び抜けてかっこよくクールだった、という事に尽きるはず。
ミックは中産階級よりちょっと上のクラスの家庭の出で実は凄いインテリ。ブラインも中流階級の出のおぼっちゃん風。キースはごく普通の家の出だけど、甘やかされて育った(雰囲気の)この頃は甘いルックスの持ち主だった。そのフロント三人の若者が醸し出す雰囲気~育ちの良さそうな可愛い顔した若者たちが、せいいっぱい背伸びして少し悪ぶってシカゴ・ブルースやR&Bを頑張って黒っぽいフィーリング出そうと歌い演奏する姿。そのギャップやひた向きさに若い女の子たちは熱い視線と声援を送り、男の子たちは憧れを抱いたんじゃないだろうか。本来であればバンド・メンバーに加わっているはずのイアン・スチュワートが、そのルックス(ちょっといかつい感じ)のせいで、マネージメント側の意見でメンバーから外される、なんて事もあったが、未だ売り出したばかりの彼らにはそれを拒絶するだけの力がなかった、という事だろう。自分たちの人気が、音楽そのものの力で確立された頃を見計らって、そんなマネージメントとおさらばする果敢な行動(独立してマネージメントと決別)は、大好きな仲間(スチュ)の悔しさを晴らす意味も込められてたはず。

 そんなアイドル性をマネージメント側の戦略で強調されながらも、彼らには人気面で先行してたビートルズに対して”俺たちはポップスなんてやんないぜ”という対抗心もあったはず。それが、ミックの(結構涙ぐましいまでの努力の末に獲得したと言われてる)黒人っぽいフィーリングを持った、独特の発声法でありヴォーカル・スタイルとして、ここで既に結実している。

 本作アルバム・ジャケットのフォト・セッションで、全員が身体を斜めにして写ってるが、正面からの真面目なフォトなんてかっこ悪いだろ?というツッパリや、ブラインだけ白いシャツ姿で上流社会の気取り(シャツ姿でジャケット羽織らないのはを公の場で不謹慎)をからかってるみたいで面白い。

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